【ホーソン・メルボルン体験談】多国籍な環境で異文化を学びました

Point

名前:木村梨乃様
学校名:Hawthorn Melbourne English School(ホーソン・メルボルン)
受講コース:一般英語、IELTS検定対策
通学週数:20週間
ビザの種類:学生ビザ

まず、今回の留学のきっかけを教えてください

留学のきっかけは、日本で通っている大学学部の卒業要件であったことと、半年以上の留学に憧れを抱いていたからです。最低でも1ヶ月留学すれば卒業要件は満たせましたが、異文化に飛び込めるまたとないチャンスだと思い半年を選びました。流暢な英語は話せませんでしたが、英語学習を始めた頃から英語でコミュニケーションを取ることが大好きでした。洋楽を聞いたり、洋画をよく見るので、彼らのライフスタイルをぜひ体験してみたいという思いがありました。また、全くの異国の地で自分の力を試してみたいという思いもありました。友達を作ったり仕事を探すのは大変だと思いましたが、大きな自己成長につながると考え、半年留学を視野に入れるようになりました。

オーストラリアを選んだ理由は何ですか?

留学先を選ぶ際には、移民大国であることと、そこまで訛りが強くない国を中心に考えていました。結果、カナダとオーストラリアが候補先として上がりましたが、カナダは以前に短期留学で行っていたため、オーストラリアにしました。

 

近年、円安の影響で日本のインバウンド客が増えましたが、実際生活する中で彼らと交流することは少なく、異文化を学ぶ機会がありませんでした。そのため、留学をする際には移民大国を選び、少しでも多くの文化に触れ、国際色豊かな友達を作りたいと考えました。また、私はブリティッシュアクセントが最も好きなため、イギリスの連邦国家であるオーストラリアはブリティッシュ寄りのアクセントで私の求める環境でした。

留学して良かったことはありますか?

留学して最も良かったと感じるのは、やはり多様な異文化に触れることができたこと、そして国際色豊かな友達を作ることができたことです。日本にいると特に宗教背景について考えることはありません。しかし、オーストラリアには多くの宗教が混在しており、実際にムスリムの友達が断食をしている姿を見た時は衝撃を受けました。また、中国の新疆ウイグル自治区出身の友達から、彼らが中国政府からどのような扱いを受けているのか、実際には報道されない現実を聞いた時は言葉を失いました。これらの経験は留学をしなくては決して体験することはできなかったと思います。異文化に触れ、言葉の壁を超えて友達になれたことが留学することの価値だと思います。そして、この留学経験から、相手を知ることの大切さを学び、自分から多くの国について調べるようになりました。

今回の留学で大変だったことはありますか?

留学で苦労したことは、発音の違いと文化による考え方の違いです。発音に関しては、出身国によって独特の訛りがあります。日本人がよくRとLの発音が苦手と言われるように、国によって発音が変わってきます。私の友達のトルコ人はuse(ユーズ)をアースと発音しました。そのため、最初はどの単語を発音しているのかが分からず、コミュニケーションが上手くとれませんでした。お互い英語が第二言語なため、発音はもちろんボキャブラリーも乏しく、たわいもない会話でも苦労しました。また、日本ではあまり馴染みがありませんが、外国人の方はよく電話をします。遊んでいる最中に突然電話を始めた時は驚きました。このように、文化の違いから困惑し、苦労することもありました。

ホーソン・メルボルンの授業はどうでしたか?

授業は非常に良かったです。最初はGeneral English Classで学んでいたのですが、自身が学びたかったことと少し違ったため先生に相談したところ、クラスの変更を提案してくれました。IELTS Preparation ClassはIELTS対策に特化しており、4技能全てを対策してくれました。周りの生徒も意欲的な生徒が多く、speakingの練習もほぼ毎日行われました。質問がある時もすぐに手を挙げて質問ができ、その場で解決することができました。なにより模擬試験を行う数も多く、IELTSの形式に慣れていなかった私でも段々と適応することができました。writingも毎回細かく添削して返却してくださったので、非常に良かったです。

英語力は伸びましたか?

英語力は本当に伸びたと思います。中でも、スピーキング力が劇的に伸びました。当たり前ですが、コミュニケーションは英語でとるため、必然的に英語を話す機会が増えました。基本的に会話をするのは英語を第二言語とする友達とでしたが、お互いよく使う文法であったり、単語は違うためとても良い勉強でした。留学当初は、レスポンスするのにかなりの時間がかかり、毎回脳内で日本語から英語に翻訳していました。しかし2〜3ヶ月経った頃から変換するスピードが飛躍的に早くなりました。そして、留学前は時制や前置詞など細かいところを気にしていましたが、留学後は細かいことを考えるよりも、より早く日本語を使わずに話してみるスタイルに変わりました。ネイティブの方は、時制や前置詞が間違っていても理解してくれることが分かり、そこから自信がついて、とりあえず話してみよう!という姿勢になりました。

ホーソン・メルボルンのアクティビティはどうでしたか?

ホーソン・メルボルンでは5週間を1タームとしており、5週間ごとに最後の授業日は遠足でした。この遠足では、カヌーをしたりボードゲームカフェに行ったり、アイススケートをしたりしました。座学のみではなく、これらのアクティビティを通して日常英語を学ぶことができました。また、学内テニス大会やリーディング大会などが頻繁に行われており、クラスを超えて友達を作ることができました。私が最も印象的だったアクティビティは、お互いの文化を知り合うHarmony dayです。この日は、各国の伝統料理を持ち寄って試飲試食したり、伝統ダンスを披露しました。私たち日本チームはソーラン節を踊り、日本文化を紹介しました。アクティビティの質と量、両方が充分であり、非常に楽しかったです。

クラスメイトはどうでしたか?

クラスメイトは多国籍であったと認識しています。中国、韓国、日本、タイ、ベトナム、コロンビア、トルコ、フランス、アフガニスタン、サウジアラビアなど非常に多様な国から留学生が集まっていました。多くの生徒が授業に意欲的であり、授業内の発言も活発に行われていました。今まで同じクラスになった全てのクラスメイトが総じて優しく、時には授業前あるいは授業後に各国の伝統料理をみんなで食べに行ったりしました。日本の大学が夏休みになる期間(2〜3月)は短期留学の生徒と被ったため日本人はかなり多かったですが、4〜6月は日本人はほとんどいなかった印象です。平均してクラスに1〜2人いるような感じでした。そのため、日本人が恋しくなった時は日本人同士で話したりもしましたが、基本的に英語を使う場面が多かったです。

メルボルンはどうでしたか?

メルボルンは古くからある建物と近代に建てられた建物が混在しており、今と昔が入り混ざっている印象です。ビクトリア州立図書館や旧メルボルン監獄をはじめとするメルボルンの歴史を感じ、学べる場所も市内には数多く存在します。一方でQVというショッピングセンターや大型アウトレットもあり、衣食に困らない都市でした。また、市内にも関わらず多くの自然が存在しており、カールトン庭園やボタニカルガーデンなどがあり、息抜きをしたり友達とピクニックをしたりしました。加えて、移民大国であることから、日本ではあまり馴染みのないアルゼンチン料理やギリシャ料理のお店もあり、珍しい料理を楽しむことができました。

滞在先はどうでしたか?

滞在方法はホームステイでした。たまたま日本人家庭であったこともあり、快適な暮らしを送ることができました。お風呂の制限などはなく、好きな時間に何回でも入っていいよという形でした。洗濯物も頻繁に回してくださっていたため、溜めることなく非常にありがたかったです。立地に関して、私のホームステイ先は、市内に行くまでトラムで1時間ほどの距離でした。日本の公共交通機関に比べてオーストラリアの公共交通機関は優れておらず、30分以上待たされることもあり時には不便でした。市内ではなく地方であった代わりに、ローカルカフェなどにも行くことができたので良かったです。またブライトンビーチが近かったため、休日には家族でビーチに行ったりもしました。

今後の進路はどうですか?

英語を使って、自身が日本の良さを伝える架け橋になりたいと思っています。今回の留学で、異文化を学ぶと同時に日本の素晴らしさを激しく実感しました。この素晴らしさをもっと世界中の人に知ってもらいたいと感じました。そのためには世界共通語である英語を話せることが必須であり、今回の留学経験で得た、スピーキング力やコミニケーション力が活かされると考えます。そしてこの留学経験から得た異文化の違いを仕事をする上でも生かしていきたいと考えます。相手の目線に立って考えることの大切さを痛感しました。宗教を含め考え方の違いから衝突をしたこともありましたが、これらの経験のおかげで多くのことを学べたため、相手のバックグラウンドを知り、彼らの目線から物事を考えていけるよう活かしてきたいです。

今後留学を考えている人へのアドバイスはありますか?

今の時代、英語を学ぶのはオンラインでもできますし、留学経験のない方でも英語ができる方はたくさんいらっしゃいます。ただ、留学は英語を学ぶだけでなく、異文化を学ぶことに価値があるのだと感じました。日本は無宗教の方も多くいるため、友達とご飯を食べる際に、宗教的背景を踏まえて考える事はないと思います。また日本の公共交通機関は極めて正確であり、ほとんど遅延をしません。一方で、一歩外に出てみると、多くのことが日本と異なります。それらを実際に自分が体験することで、日本では得られない感情であったり、考え方が出てくると思います。これらの学びは、今後の人生にも大きく影響してくると思いますし、私自身、価値観や考え方が変わりました。英語学習のみならず、異文化体験をすると言う観点から、留学を考えてみると良いと思います。

ラララ・オーストラリアへのご意見

ラララ・オーストラリアさんの良かった点は、レスポンスの早さです。基本的に営業日は、翌日に返信が来ることが多く、やりとりがスムーズに行われました。また自己手配で留学をするのは初めてだったため、当初は不安が残っていましたが、担当の方が手順を打って案内をしてくれたため、両親も安心して留学手続きを行うことができました。私の場合は自己手配だったため、大学側とうまく連携が取れず、ラララ・オーストラリアさんに再度書類の追加をお願いしたこともありましたが、その際にもスムーズに対応してくださり、要望も聞いてくださったため、結果として無事に留学することができました。レスポンスの早さと対応力は非常によかったです。