名前:鈴木愛未様
学校名:Discover English(メルボルン)
受講コース:一般英語
通学週数:10週間
ビザの種類:学生ビザ
就職活動をしていてふと海外に行きたいと思いました
就職活動をしていた時、ふと「もう一度海外に行きたいな」と思うようになりました。その時期は、ちょうど世界がコロナウイルスの影響から徐々に回復し始めていて、海外への行き来が前よりもずっとしやすくなっていました。このタイミングを逃したら、また留学するチャンスを得るのが難しくなるかもしれないと感じ、「今しかない」と強く思いました。
また、周りの友だちの中にはワーキングホリデーに興味がある人が多くて、彼らの意見や計画を聞いているうちに、私も留学したいという気持ちがどんどん強くなりました。そんな友だちの影響もあって、留学への決意を固めることができました。
「TAFE留学」の存在を知りオーストラリアに行くことにしました
留学先としてオーストラリアを選んだ大きな理由は、「語学留学」を調べているうちにオーストラリアでは「TAFE留学」という制度があると知ったからです。ワーキングホリデーではなく、英語力とともに少し専門的なことを学べるTAFE留学をしたいと考えていました。
留学に向けて情報を集める過程で、オーストラリアが留学生にとって非常にフレンドリーな国であることも、大きな魅力の一つとして感じました。そして、多文化が共存するオープンな社会で、英語のコミュニケーション能力を高めるには、最適な環境だと思いました。
1人でオーストラリアに来たことで自立心が身に付きました
留学が私にもたらした最大の変化は、自分で物を言う力と自立心がついたことです。以前、大学2年生の時にも留学のチャンスがあったんですが、その時は学校の仲間と一緒だったので、困った時は周りに頼ることができました。でも、今回は一人でオーストラリアに来たから、頼れる友達もいなくて、すべて自分で決めて動かないといけなかったのです。
この状況は私にとって大きな挑戦でしたが、同時に自分の意志をしっかり持ち、それに基づいて行動する力を育てる、とても貴重な機会になりました。留学する前は、よく人に頼ることが多かった私ですが、留学を通して、自分の意見を持ち、それを自信を持って表現することの大切さを学びました。
30~40社応募し日本食レストランの仕事を見つけました
留学生活で直面した大きな挑戦の一つに、バイトを見つけることがありました。留学のメインは勉強することにあったけれど、私は留学の経験に現地で働くことも考えていました。でも、実際にバイト探しを始めてみたら、思っていた以上に大変でした。
留学生活が始まってすぐにバイト探しを始めて、履歴書を配ったり、ネットで応募したりと、色々な努力をしました。約3ヶ月間、一生懸命に探した結果、ようやくジャパニーズレストランで働けることになりました。その間、30から40枚もの履歴書を配り、ネットでもたくさん応募しましたが、ネットの応募にはほとんど反応がなかったです。
Discover Englishの授業はTAFEへの進学準備にぴったり
Discover Englishでの授業は、私にとってとても有意義なものでした。前にアメリカの語学学校に留学したことがあるんですが、その時とはまったく違うアプローチに驚きました。アメリカでは、リスニング、スピーキング、ライティング、グラマーといった分野ごとに授業が分かれていて、それぞれ違う先生が教えてくれました。その間には休憩時間もありました。
けれど、Discover Englishでは、一日中、あるいは3ヶ月間同じ先生が授業を担当してくれて、特定の時間を「この時間はライティング」と分けるのではなく、もっと流れるような形で授業が進められました。この方法は、日常生活で実際に使う英語、すぐに役立つ英語を学ぶのにすごく効果的でした。先生は、生徒が実生活で遭遇するかもしれない状況を想定した授業をしてくれて、その中で使う実践的な表現や言葉を教えてくれました。
さらに、このクラスはTAFEへの進学を目指すためのパスウェイとして設計されていて、受講生のレベルがとても高かったです。積極的に英語を話す生徒ばかりで、そういう環境は私の英語力向上にとってもぴったりで、授業に対する満足度がとても高かったです。
メルボルンにはカフェが多くあり友達とリラックスできました
留学中でも、もちろん友達と楽しい時間を過ごすことがありました。メルボルンにはすばらしいカフェがたくさんあるので、友達とカフェ巡りをすることがよくありました。カフェで過ごす時間は、日々の勉強からちょっと離れてリラックスできる貴重な瞬間で、新しい友だちとの絆を深めるいい機会になりました。
シドニーへの観光旅行もしました。シドニーの美しい景色や文化を直接体験することは、オーストラリアでの留学生活のハイライトの一つでした。こうして、勉強の合間を縫って、オーストラリアの多様な文化や自然の美しさを楽しむことができました。
クラスメイトたちとは、同じパスウェイプログラムを通じて知り合ったので、似た進路を目指している人が多い共通点がありました。でも、進学先は私以外に同じTAFEへ進む人は1人だけで、ほとんどの友達は別のTAFEへ進む予定でした。
料理系の専攻を選んだクラスメイトが多かったのが印象的で、オーストラリアの多様な食文化に触れたことで、自分の料理スキルをさらに磨きたいと考えているようでした。
メルボルンは朝晩の寒暖差が激しいです
メルボルンの気候に慣れるのは少し難しかったです。朝はすごく寒いけど、昼になると気温が30度近くまで上がることがよくあって、服装選びが難しいです。最初はどう対応したらいいのか全く分からなかったんですが、今では気温の変化に合わせて上着を持ち歩くようになりました。
最初のころは、急な気温の変化や風に慣れずに風邪をひいたりもしました。
メルボルンはシドニーよりも住みやすいと思います
でも、気候の変動性を抜きにすると、メルボルンはとても住みやすい都市だと思います。特にシドニーと比べてみると、シドニーはもっと観光地っぽくて、人が多い感じがします。それに比べてメルボルンは、もっと住みやすくて、日常生活を送るのに適した環境が整っています。
メルボルンの豊かなカフェ文化や、芸術や音楽イベントが盛んな点も大きな魅力です。日々の生活の中でこれらの文化に触れられるので、留学生活がより充実したものになります。さらに、多文化が共存するこの都市で、世界中から来た人たちと出会い、様々な文化を学べるので、人として成長するきっかけにもなります。
ホームステイではオーストラリアの生活を感じられました
ホームステイは、留学生活で特に特別な経験でした。家族と一緒に特別なアクティビティをすることはあまり多くなかったけれど、私たちはお互いのプライベートな時間を尊重し合い、食事の時には楽しく会話をすることができました。このような日常の交流を通して、オーストラリアの家庭文化や生活を直接感じることができ、言葉だけでなく文化についても学ぶことができました。
ルームシェアも今のところ快適です
ホームステイの後、今はルームシェアに移りました。新しい家は自分で見つけました。ホームステイからルームシェアへの転居は、比較的スムーズにいきました。ルームシェアを始めてまだ1ヶ月未満ですが、もうすでに良い感じで落ち着いています。
メルボルンやシドニーのような大都市では、住居を見つけるのが難しいと言われていますが、私は幸運にも良いタイミングで適切なルームシェアを見つけることができました。バイト探しと同時に住居探しをするのは、大変でしたが、無事に進んで満足しています。
留学前の自分へのアドバイス
留学を考えているなら、迷わずチャレンジをお勧めします。実際に留学してみると、「なんとかなる」ってことがよくわかります。事前にあれこれ心配しすぎるよりも、留学生活を楽しむ準備をする方がずっと意味があると思います。
でも、留学前にしておくといいことがあるとしたら、やっぱり経済面の準備です。特にワーキングホリデーでは、現地でバイトを見つけるのが思っている以上に大変かもしれません。実際、すぐに仕事が見つからないこともありますから、十分な資金を準備しておくことが大切です。
留学生としての生活は、新しい環境に適応したり、異文化交流のチャンスがある一方で、自立や自己管理能力が試される場面も多いです。こうしたことを考えると、留学前にできるだけの準備をしておくことが、充実した留学生活を送るためのカギになると思います。