オーストラリアの食生活の中でカルチャーショックを受けることは多々あるかと思います。オーストラリアは4人に1人は移民と言われるほどの多民族国家ですので、食生活も様々で外食も選びきれないほどの多国籍料理があります。
今回は家庭での朝食に関して!
現在の日本の朝食スタイルも様々でしょうね。朝食を摂る派摂らない派と分かれたり、現代ならではの食事情があるかと思いますが、昔からの典型的な朝食でいうと欧米諸国では朝から味噌汁などのホットスープを飲むという日本のスタイルに違和感を感じるらしいです。
オージーが朝からホットスープを飲まない理由
これまでのシドニーの一般的家庭から話を聞いたところだとまずは省エネ!欧米諸国では夫婦共働きというのは一般的ということもあり、朝から味噌汁やおかずなどをゆっくり手をかけてつくる時間を省略しています。
また、朝食はお父さんの担当という家庭も少なくありません。その為簡単に済ますことができ、手軽に食べれるものを選択している傾向があるかと思います。
また、オーストラリアでは『モーニングティー』の時間があります。保育園、幼稚園、小学校以降の学校でも設けられており、この時間に軽食やフルーツ、スナックを食べます。
朝食と昼食の間にモーニングティータイムがあるということもあり、朝食にご飯と味噌汁などのようなしっかりしたものを食べなくても昼食までお腹がもつのでしょう。
家族構成によって食べているものは異なるかと思いますが、ホームステイをする学生がいるから豪華なものを出そうという概念はなく、いつも家族が食べているものが食卓に並びます。
朝食に物足りなさを感じる学生は過去にも多くいましたのでその理由を解明しましょう。どんなものを食べているのか見てみましょう!
基本的に簡素です!
①定番のシリアル
大き目なスーパーに行くと約50種類のシリアルやグラノーラがあります。朝は、シリアルに牛乳という組み合わせが日本でいうご飯と味噌汁みたいなものかと思います。
最近は健康志向が高まっており、ミルクの種類が増えました。豆乳のみならず、アーモンドミルクやココナッツミルクなども主流です。
②Weet Bix(ウィートビックス)
シリアルを固めたバーみたいなシリアルです。牛乳に浸して食べます。甘さがないのと、さっさと食べないとべちゃべちゃしてしまうなどの理由から日本の方で好んでいる人を聞いたことがありません。保存食にもなるということも人気の秘密でしょう。
③トーストとベジマイト
トーストとバター、トーストとジャム、トーストとベジマイト、だけが食卓に並ぶことは割と普通です。簡素でもなんでもなくこれが普通です。
このベジマイト、オージーの国民食と言っても過言ではありません。パンに塗るペーストなのですが、栄養価も高く積極的に食べている家庭もあります。トーストしたパンにバターとベジマイトを塗るのが一般的でちょっとしょっぱいのですが、慣れるとやめられない味です。
④エッグアンドベーコン
オージーは卵料理が好きです。家庭の定番朝食は何と言ってもEgg &Baconでしょう!平日から食卓に登場することは珍しいかと思いますが、週末の定番と言えるでしょう。
上記は一例ですので、すべての家庭ではありませんが食文化を少しでも知っておくことでホームステイになじみやすいかと思います。