社会人留学、すなわち、一度社会人を経験してからのオーストラリア留学を考える方が増えています。
背景として、最近では社内の昇格試験にTOEICなどの英語試験の資格を取り入れる会社や、社内での公用語を英語にするような会社もでてきたことが挙げられます。「英語や他の外国語を話す、グローバルな人材が求められている」というのもよく耳にします。
他にも、ずっと夢だった海外生活をお金や時間にも余裕が出てきた今、だれにも頼らずに実現させたい!という社会人の方も多いでしょう。
会社を辞めずに休暇を使っての短期留学から、思い切って退職して自身のステップアップの為の長期留学など。社会人留学にも色々なスタイルがあります。
学生 とは違って、自分の社会人で得た経験を生かしたうえで留学ができるため、視野が広くなり、学業だけではなく留学生活からさまざまなことを吸収できると言 う点も社会人留学のメリットと言えるでしょう。
留学のコース内容も、短期の語学学校から、趣味やおけいこの留学、インターンシッププログラム、専門学校、大学、大学院など豊富です。
オーストラリアはアジアとの経済的結び付きも深い国ですので、そういった政治や経済の関係を学ぶということでも社会人留学を検討するのに向いている国と言えます。
オーストラリア社会人留学の6つのパターン
①社会人留学で人気のオーストラリア短期留学!
留学に興味はあるけれど、まだ会社を辞める勇気は無い。まずは長期休暇を使って、試しに短期で社会人留学してみたいという方。また、次のステップや転職先が決まっていて入社までの時間を使い英語力を身につけたいという方。
そのような方々に向いている社会人留学が短期留学のプランです。オーストラリアでは、 基本的に2週間ほどの短期ですと語学学校に行かれる方が多いです。
語学学校にも、「読む、話す、聞く、書く」の総合的な英語力を伸ばす一般英語コースから、社会人留学で人気の高いビジネス英語コース、TOEICや IELTSなどの英語試験対策コース、マンツーマンレッスンを用意している学校もあります。
日本の英会話学校とは違って、オーストラリア現地にいますので、もちろん生徒と話すにも英語を使いますので、短期間でも大きな環境の変化があるはずです。ご自分の社会人、将来としてのステップアップにつながるコー スを探しましょう!
また、学校だけではなく滞在方法についても、ホームステイで実際にオーストラリア現地の家族と触れ合い、英語環境に身を置くのも良いでしょう。
②社会人留学としては、一念発起のオーストラリア長期留学!
社会人経験があるからこそ切実に英語の必要性を感じ、キャリアアップのために社会人留学を考えている方も多いのではないでしょうか。
また、学生時代、英語は苦手科目だったけれど、社会に出た今は英語を使ってもっと多くの人とコミュニケーションをとれるようになりたい、実際に海外で生活してみたいと思うよう になった、という声もよく聞かれます。
オーストラリアでは、会社を休職、退職して、じっくり留学したい社会人留学には長期留学のプランがあります。長期留学には、大きく分けると2つのスタイルがあります。
学生ビザで学校に長期間通うスタイルとワーキングホリデービザを利用して学校、生活、仕事、旅行も楽しむスタイルです。
社会人留学でも、やはり、短期留学では味わえない経験ができるのが長期留学です。勉強面でも、じっくり取り組む事が出来るので、レベルを着実に上げて行く こともできるでしょうし、一般的な英語コースを受講した後に試験対策コースや資格取得コースに移るのも良いでしょう。
また、生活面でも時間的に余裕がでて くるので、休暇を使って国内旅行をするのもいいでしょう。
オーストラリアは国土が広いので、違うと地に行くと全く違う顔があります。短期留学や旅行ではな かなか感じることのできないオーストラリアを感じることができるはずです。
③仕事に活かせる社会人留学コース
社会人留学を検討する方が興味を持たれるのは、やはり留学がその後の仕事、転職活動に活きるのかどうかだと思います。オーストラリアでの社会人留学は、例えば以下の様に帰国後に仕事で活かせるコースも豊富にあります。
ビジネス英語コース
語学学校の中で開講されているものもあります。ビジネスシーンでの英会話、ビジネス文書を使ったメール作成やディスカッションなどを行ったりもします。社会人としては必須項目を学べるので人気です。
発音矯正
英語でのプレゼン、会議などで発音に自信が持てないと言う方におすすめです。日本語と英語では使う筋肉や下の動きも違います。そのような、物理的な解説から、実際に発音、発声のトレーニングなど、英語をきれいに話すことを目的としています。
社会人の人は1度は経験したことがあると思いますが、 言っている事を理解してもらえない英語というのが日本語英語です。それが取引際の場合は大変なミスにつながります。
MBA
MBAというとイギリス、アメリカ、最近では香港やフィリピンのイメージが強いですが、オーストラリアはイギリスの統治下であった影響を受け、イギリス系のコースが多いのが特徴です。
就学期間は約1年~2年間、入学時期は2月、7月、選択科目、専門科目、修士論文がある場合とそうでない場合があ ります。学校によってカリキュラムが変わりますのでご注意ください。
④社会人留学で、資格が取れるコース
専門的な資格を取得し、帰国後の再就職や、キャリアアップにつなげる事を目的とする方が多いのも、社会人留学の特徴です。専門的な資格や英語検定向けのコースの一例です。
TOEIC
一般的にTOEICのスコアアップをはかるコースです。TOEICは日本や韓国で重視される傾向にあるので、国籍が偏ることもあります。短期のコースもあります。 社会人留学を終えたあと、再就職先での履歴書にしっかりしたスコアを記入できれば良いですね。
ケンブリッジ試験
ケンブリッジ英語検定のスコアアップをはかるコースです。オーストラリア留学では人気の資格です。ケンブリッジ英語検定はイギリスの教育機関が行っている英語レベルの試験です。獲得スコアが一生涯有効です。
日本の会社でも、TOEICのように英語力証明として利用するようになったところもあります。コースは受験レベルによって分けられていて、それぞれにあった試験対策を行います。
この試験を採用している会社もやはり目につきます。社会 人留学が実のあるものになる為にも取っておきたい資格です。
IELTS
IELTSのスコアアップをはかるコースです。IELTSはイギリスの教育機関が行っている英語レベルの試験で、オーストラリアでは、主に、大学や専門学校への進学、ビザの取得のためにスコアを取る方が多いですが、英語力証明になる資格の一つですので社会人留学の方にも役立つコースと言えます。
児童英語教師(J-shine)
J-Shineという日本での英語教師養成コースや、そのもとになったTECSOLという国際的な児童向け英語教師養成コースがあります。帰国後に、民間の英語学校や小学校、幼稚園などでの英語教育に携わりたい方向けのコースです。社会人として、英語教師として利用できるコースです。
BULATS(ブラッツ)
BULATSとは、簡単に言うとビジネス英語版のケンブリッジ試験という形で、最近では日本でも知名度が上がりつつあり、オーストラリアでも開講している学校が増えてきています。
BULATSのスコアアップをはかるコースはビジネスコースと一緒になっている学校もあります。実際にビジネスシーンの英語を学ぶ事が出来るので、社会人留学にお勧めのコースの一つです。
⑤社会人留学で、インターンシップ受講
オーストラリアでは、ワーキングホリデービザや学生ビザで一定期間の有給インターンシップが認められています。英語力や受入れ企業の面接が必要な場合も有ります。
社会人留学、オーストラリアでインターンをするメリットは、アジア圏からの移民も多く、地理的にも経済的にもアジアと強い関係にある半面、英語圏としてア メリカやヨーロッパの文化も根付いているので、グローバルな環境で職業体験ができます。
オーストラリアが観光立国であることから、インターンシップの職種もホテルなどのサービス業も多くあります。 ンターンシップは、語学学校のプログラムとセットになっている場合もあるので、英語に自信の無い方でも、まずは語学を学び、それから、インターンシップに臨むことができます。
⑥プチ社会人留学のお稽古留学
社会人留学で人気のタイプのひとつが、おけいこ留学です。具体的には、アロマセラピー、マッサージ、ネイル、バリスタ、ブライダル、チョークアートなどさまざまなコースがあります。
オーストラリアは以前よりナチュラルセラピーやマッサージを勉強する留学先としても定評があります。というのも、もともとアロマセラピーはイギリスが本場で、その影響を受けていることなどが考えられます。
また、バリスタもイタリア人移民の広めたコーヒー文化がオーストラリアで独自に進化し、注目の資格、職業となっています。日本でも、バリスタの世界大会が開かれるなど、知名度の上がっている職業です。
コースによっては修了証や資格証明が出るものもあるので、帰国後の就職やキャリアアップにもつながるでしょう。
まとめ
オーストラリアの社会人留学のパターンを6つご紹介しましたが、気になるものはございましたでしょうか?
オーストラリア留学の費用が気になる方はぜひ下記記事をご覧ください。
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