リゾート地として有名なケアンズには語学学校が4校しかありません。しかし、4校の内どれが自分に合っているかわからない方も多いでしょう。
今回は、ケアンズに留学していた私が現地の生徒や学校担当者から聞いた話をもとに、ケアンズにある全4校の語学学校を1校ずつご紹介していきます。
語学学校ごとに、英語力向上に最適、ジュニア留学できる、単位認定留学可能など特徴がありますのでぜひご覧ください。
目次
ケアンズは英語を学ぶのに最高の環境
ケアンズはオーストラリアの一大観光スポットとして古くから人気があり、世界自然遺産の「グレートバリアリーフ」や、熱帯雨林の壮大なジャングルを目的として、毎年多くの観光客が世界中から訪れています。
そんな観光産業の活発なケアンズには、観光ついでに気軽に学べる英語の学校や、自然に囲まれながらしっかり英語学習に集中できる英語の学校があります。また、ケアンズには観光客をターゲットにした土産物店や飲食店、旅行代理店が豊富にあり、そのような所でアルバイトとして働くことを目的とするワーキングホリデーの方も多く訪れています。
そんなワーキングホリデーの学生がスムーズに仕事を見つけられるようサポートしている英語の学校や、接客英語に焦点を当てたコースを開講している学校もあります。
さらに、ケアンズには大学付属の英語学校もありますので、進学を目的としてしっかり英語を習得したいという学生にもお勧めです。自然豊かで治安も良く、余計な事に惑わされずに英語を学べる環境を求めるなら、ケアンズが最適と言えるでしょう。
ケアンズの語学学校の特徴
ケアンズの語学学校は、その土地柄かアットホームな学校が多く、様々な特徴を持っています。
例えば、同じ敷地内に学生寮(食事付き)を持つ学校、ヨーロッパ出身の留学生が多く通学する学校、シティの喧騒から離れた穏やかなビーチのそばにある学 校、英語だけでなくダイビングや観光等のアクティビティも楽しめるコースを持つ学校、などです。
また、ワーキングホリデーの学生を対象に、飲食店で働くた めの「接客英語」に焦点を当てたコースを開講している学校もあります。 接客の現場で使用する英語はもちろん、料理のサーブ方法など、ホスピタリティ系のスキル全般を身に付ける事ができますので、オーストラリアで働きながら滞 在する方にもお勧めです。
さらに、ケアンズには大学付属の語学学校や、ビジネス系の専門学校(及び、付属の語学学校)もありますので、ご自身の目的に沿った留学プランを作成する事ができます。
ケアンズの特色ある英語コース
カスタマーサービス英語
ワーキングホリデーの学生に大人気のこのコース。飲食店や土産物店等で働くための「接客英語」に焦点を当てた英語学校のコースです。接客の現場で使用する 英語はもちろん、料理のサーブ方法、アルコールやコーヒーの基礎知識など、ホスピタリティ系のスキル全般を身に付ける事ができますので、オーストラリアで 働きながら長期滞在する方にお勧めです。
コース修了後はアルコール取扱資格である「RSA」が取得できますので、その後の求職活動にも大変役立つことで しょう。
ケアンズ語学学校の放課後や週末のアクティビティの特徴
ケアンズは、目の前にグレートバリアリーフが広がる海、後ろには壮大なジャングルが広がるキュランダ高原の山々があり、どちらも世界遺産に登録されていま す。そんなオーストラリアの自然を身近に体感できる絶好のロケーションで、1日中引き籠って勉強するなんて勿体ないことです。
たまには息抜きのためにも、放課後や週末は外に出て、ケアンズのアクティビティを楽しみましょう。ケアンズで最も人気のあるアクティビティは、やはりダイ ビングです。
グレートバリアリーフの美しいサンゴ礁に潜るため、世界中のダイバーがケアンズを訪れます。ケアンズには日系のダイビングショップもあります ので、初心者の方でも日本語で講習を受け、ライセンスを取得することが可能です。
そして、熱帯雨林に囲まれたキュランダ村の散策や、ジャングルウォーク、 歴史ある庭園パロネラパークへのツアーも毎日のように催行されています。語学学校の中には、放課後や週末にそれらのアクティビティを開催し、クラスメイト や講師達が一緒に楽しめる時間を設けています。
学校行事にも積極的に参加して、留学生同士交流の輪を広げてみてはいかがでしょうか?
それでは、ケアンズの語学学校を順に紹介していきます。
英語力をとことん上げたい方は:CCEB(ケアンズ・カレッジ・オブ・イングリッシュ・アンド・ビジネス)
授業料:$300/週~
日本人比率:18%
日本人スタッフ:あり
特徴①最新設備で学べる
CCEBは2018年に自社ビルに移転しており、全教室に電子黒板が設置されました。ガラス張りの教室から青空を見ながら気持ちよく勉強できます。
毎週金曜日に全クラスで1~2分プレゼンテーションする機会がありますが、電子黒板があるのでYoutubeを使ったプレゼンテーションもできます。
特徴②アクティビティ豊富
こちらはCCEBのアクティビティカレンダーです。見ていただくとわかるように、毎日アクティビティが開催されています。
バレーボール、サッカーといったスポーツ系イベントや、ジョブクラブという就職サポートイベント、無料のIELTSクラスなどの勉強系アクティビティなど種類も豊富です。
アクティビティには違うクラスの生徒も参加するので、教室を超えて友達を作るのに絶好の機会です。
特徴③永住権取得を目指す人にもおすすめ
CCEBは2人のオーナーが保有している学校ですが、そのうちの1人は移民弁護士です。そのため、永住権取得に向けたカウンセリングを初回無料で受けることができます。
ケアンズは比較的永住権が取得しやすいエリアでもあり、永住権取得を目指す方にもおすすめの学校です。
特徴④付属の専門学校とのパッケージがある
CCEBは語学学校のみならず、グループで専門学校も運営しています。学べる項目としては、以下の4つがあります。
- チャイルドケア
- ツーリズム
- ホスピタリティ
- ビジネス
1年間のパッケージで、半年間一般英語を学び、残りの半年間でCertificateを取得するプランもあります。こちらは、1年間で$7,350と大変お得な価格です。また、現地の企業でのインターンシップをCCEBが手配してくれます。
CCEBに半年間通った場合の概算費用
項目 | 直接申込 | ラララ割引 |
---|---|---|
入学金 | 2万円 | 2万円 |
教材費 | 2万円 | 2万円 |
6か月の授業料 | 69万円 | 50万円 |
合計額 | 73万円 | 54万円 |
授業料の安い語学学校なら:OHC(オックスフォード・ハウス・カレッジ)
授業料:$228/週~
日本人比率:18%
日本人スタッフ:なし
特徴①全校生徒100名以下のアットホームな学校
OHCはイギリス発祥の語学学校で、世界中にキャンパスがあります。ただし、1校1校は小規模に運営されており非常にアットホームです。
オーストラリア内には、シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコーストにもキャンパスがあり、転校することもできます。
特徴②ライフタイムメンバーシップ制度
これは、一度OHCに入学した学生に対して生涯付与されるキャンペーンです。内容としては、2回目以降OHCグループに入学する際に、入学金がかからず、授業料も4週間ごとに1週間無料になります。
リポーターを非常に大事にする点からもアットホームな校風がうかがえます。
特徴③グループの専門学校にテストなしで進学可能
OHCはHolmes(ホルムズ)というオーストラリアの有名専門学校をグループに持っています。ビジネス、会計、ファッションなどの分野で有名な専門学校で、一定期間OHCに通学することで英語試験なしで進学することができます。
OHCに半年間通った場合の概算費用
項目 | 直接申込 | ラララ割引 |
---|---|---|
入学金 | 2万円 | 2万円 |
教材費 | 2万円 | 2万円 |
6か月の授業料 | 56万円 | 42万円 |
合計額 | 60万円 | 48万円 |
日本人比率が低い語学学校:YouStudy(ユースタディー)
授業料:$264/週~
日本人比率:14%
日本人スタッフ:あり
特徴①オンライン教材が使える
YouStudyは元々Kaplan(カプラン)として運営されていた学校で、現在もKaplanの教材を使用しています。Kaplanはオンライン教材にも力を入れており、予習復習をオンラインで行うことができます。
特徴②バケーション英語コースがある
バケーション英語コースとは、その名の通り英語を学びながら、ケアンズでのんびりと休暇も楽しめる一石二鳥のコースです。
英語のレッスンは1日3時間と短時間に抑えられているので、余暇をゆっくりと楽しむことができます。
YouStudyに半年間通った場合の概算費用
項目 | 直接申込 | ラララ割引 |
---|---|---|
入学金 | 2万円 | 2万円 |
教材費 | 2万円 | 2万円 |
6か月の授業料 | 63万円 | 44万円 |
合計額 | 67万円 | 48万円 |
学生寮をご希望の方は:SPC(エスピーシーグループ)
授業料:$360/週~
日本人比率:40%
日本人スタッフ:あり
特徴①学生寮あり
ケアンズ市内からバスで20分程度のところにキャンパスがあり、少し中心地からは外れていますが、その代わり学校施設は充実しています。東京ドームの1/4程度の広大な敷地の中に、プール、テニスコート、バスケットコートなどがあり、キャンパス内で全てが完結します。
行内には学生寮もあり、全食事つき、インターネットありなので勉強に集中できる環境が整っています。あまり街中には行かず、キャンパス内で集中して英語を学びたい方にはピッタリの環境です。
学生寮の日本人比率はかなり高いですが、下記のイングリッシュオンリーポリシーが徹底されています。
特徴②徹底したイングリッシュ・オンリー・ポリシー(EOP)
日本人比率が40%と高い語学学校ですが、イングリッシュ・オンリー・ポリシーを徹底しているため、キャンパス内で日本語を話す学生はいません。
英語以外を話すと反省文を書かされ、それでも改善しないようなら退学になることもあり、生徒は進んで英語を話すようになります。
特徴③日本人のためのカリキュラム
オーナーが日本人なだけでなく、スタッフも日本人が多い学校です。そのため、日本人の英語の弱点を理解しており、生きた英語力を身に付けるカリキュラムが用意されています。
授業ではとにかくスピーキングに注力し、授業外で英字小説の完読や英語日記の執筆によってリーディングやライティングを伸ばしていきます。
SPCに半年間通った場合の概算費用
項目 | 直接申込 | ラララ割引 |
---|---|---|
入学金 | 2万円 | 2万円 |
教材費 | 2万円 | 2万円 |
6か月の授業料 | 69万円 | 58万円 |
合計額 | 73万円 | 62万円 |
ケアンズで英語を習得した後のステップアップ
ケアンズには英語の学校だけでなく、大学や専門学校、TAFE(職業訓練学校)もあり、それらの学校へ進学を目指して英語学校に通学している学生もいます。
専門学校ではビジネス系のコースを開講しており、授業料は半年で約35万円と、英語学校よりも費用を抑えて通学する事ができます。また、大学やTAFEのコースを修了すると、オーストラリア国内での就職に有利になりますので、将来オーストラリアで働きながら長く滞在したいという方にもお勧めです。
そんな大学や専門学校、TAFEには、それぞれ「付属の英語学校」があります。英語力が足りない場合、まずはその付属の英語学校で英語力を高め、専門学校や大学の入学条件である英語レベルまで到達したら、ダイレクトに進学するというプランもお勧めです。
また、進学に必要な「IELTS」の対策コースを開講している英語学校もありますので、ケアンズでは様々な目的に合わせて学習する事が可能と言えます。
ケアンズ語学留学のよくある質問(Q&A)
Q:ケアンズでホームステイをすることはできますか?
A:はい、ほぼ全ての語学学校でホームステイの手配が可能です。また、ケアンズ到着時にはホストファミリーが空港までお迎えします。
Q:ケアンズはどんな気候ですか?
A:亜熱帯性気候のケアンズは、1年を通して温暖な気候です。冬でも長袖の羽織りもの1枚に、ビーチサンダルで過ごす人もいます。夏は40度近くまで気温が上昇する事もあり、日差しも強いので日焼け止めが必須です。また、雨季には雨が降り続く事もあります。
Q:ケアンズの治安は良いでしょうか?
A:はい、オーストラリアの主要都市の中では治安の良い都市です。しかし、お酒に酔った観光客同士のトラブルも報告されていますので、深夜の街の1人歩き等は避けた方が良いでしょう。
Q:ケアンズにはインターネット環境がありますか?
A:はい。飲食店や語学学校、一般的なシェアハウス等ではwifi等のインターネット環境があります。但し、ホームステイ先ではインターネットが利用できない場合もありますのでご注意ください。
Q:ケアンズではアルバイトをすることができますか?
A:はい、可能です。ケアンズの街には、観光客を対象とした土産物店、レストランやカフェ、旅行代理店等があり、それらの職種で留学生がアルバイトをして います。ご自身の英語力によって働ける職種や収入は異なりますので、少なくとも中級以上の英語力を付けることをお勧めします。
Q:ケアンズへ親子で留学することはできますか?
A:はい、可能です。お子様の対象年齢は6歳から18歳、保護者の方と共にホームステイで滞在しながら、現地の学校へ通学できます。お子様の通学先は、現 地の小中学校(及び高校)、または語学学校のどちらかを選択できますので、英語力や留学経験に合わせて選択されると良いでしょう。保護者の方は語学学校の レッスンを受講できます。午前中は英語の授業、午後からは様々なアクティビティに参加できるプログラムです。詳細はお問合せ下さい。
まとめ
ケアンズの語学学校全6校をご紹介しましたが、気になる学校は見つかりましたでしょうか?
まだケアンズに行くか悩まれている方は、ケアンズ留学について以下にまとめておりますのでぜひご覧ください。
各学校の詳細や費用などについてはぜひラララオーストラリアまでお問い合わせください。