いざオーストラリアへ留学!ワーキングホリデー!となった時に、気になるのがお金の持ち運び方。短い期間なら現金を持っていけばいいですが、長い期間となると多額の現金を持ち運ぶのはちょっと心配。
ではどこに送金すればいいのか?など、知らない国オーストラリアではさらに心配ですよね。ここでは、そんなオーストラリアへ現金を持ち込み方法をまとめてご紹介していきます。
日本で現金を両替、現地で両替、また現地で銀行口座を作ってそこに日本から海外送金。他にもプリペイドカード形式のカードを利用して、現地で現金を引き出すなど。最新のオンラインのサービスについてもご紹介しているので、ぜひ一読してみて下さいね。
各両替・送金方法について調査時点でいくら為替レートが上乗せされているのかも表にしています。
日本からオーストラリアへのお金の持って行き方(日本での両替の方法)
両替方法の比較表
両替方法 | レート上乗せ | 手数料 |
---|---|---|
日本の銀行 | 2.43円 | なし |
外貨配送 | 3.27円 | 10万円以上で無料 |
日本の空港 | 8.3円 | なし |
短期間のオーストラリアへ滞在する方、また長期間の滞在予定の方も当面の生活費として、ある程度のオーストラリアドルの現金が必要ですよね。日本を出発前にオーストラリアドルを用意しておければ、何かと安心です。
日本での両替方法には、銀行などの金融機関で両替、外貨配送サービスを利用しての両替、また出発直前の空港での両替があります。それぞれのメリット、デメリットを含めて詳しくみていきましょう。
ちなみに一般的に言われる為替レートはインターネットなどを利用して最新のレートが調べられます。銀行や両替所などで表示されているレートと違うのは、銀行や両替所が為替手数料を上乗せした独自のレートを採用している為です。また手数料は別の場合もあるので随時確認が必要です。
国内の金融機関で事前に両替
日本国内にある銀行で日本円からオーストラリアドルへの両替が可能です。小さな支店や地方銀行などではオーストラリアドルを扱っていない事もありますので、事前に取り扱いが可能かどうかご確認ください。 支店によっては数日かけて取り寄せということもある様です。
メリット
- 日本語で対応してもらえるので安心
- 現地についてすぐ現金が使える
デメリット
- 両替手数料がかかる
- 銀行によってはレートが良くない事もある
- 地方よっては近くに両替をする金融機関がない事もある
外貨配送で両替
外貨配送サービスとは、自宅にいながら両替をお願いして配送してもらえるサービスです。近くに銀行がない方や時間がない方にぴったりで近年人気の両替方法です。外貨配送のサービスを実施しているのは、銀行や外貨配送専門店などもあります。
送料や手数料などお得なところも多いので、随時確認してみるといいでしょう。銀行以外での外貨配送では、JTB外貨両替やGPA、外貨両替ドルユーロ、トラベックス宅配などがあります。
メリット
- 日本語で対応してもらえるので安心
- 銀行に行く手間が省ける
- レートのいいところを比較して選択できる
- オンラインで手続きが完了
デメリット
- 両替手数料や送料がかかるところがある
- 注文してから受け取りまでに数日かかる
日本の出発空港で両替
日本で現金をオーストラリアドルへ両替できる最後の砦が出発空港。大きな空港では比較的長い営業時間なので、両替所に困ることは少ないでしょう。ターミナルが離れたところの両替所を利用したい場合は、出発時間までに余裕をもって到着しておきましょう。
また、両替所によっては手数料などが違う場合があるので、事前にお得な両替所をチェックしておくほうがいいでしょう。
メリット
- 日本で両替ができる最後のチャンス
- その場で両替が完了
- 現地についてすぐ現金が使える
デメリット
- 両替手数料がかかる
- フライトの出発までに時間の余裕をもつ必要がある
日本からオーストラリアへのお金の持って行き方(現地オーストラリアでの両替の方法)
両替方法の比較表
両替方法 | レート上乗せ | 手数料 |
---|---|---|
オーストラリアの空港 | 11.07円 | なし |
オーストラリアの両替商 | 1.52円 | なし |
オーストラリアの銀行 | 3.03円 | 現金の場合1% |
日本でオーストラリアドルに両替ができなかったという方も、オーストラリア現地でも両替が可能です。ちなみにオーストラリアはカード社会なので、多くの場所でクレジットカードが利用できます。また、両替をせずにクレジットカードのキャッシングサービスで、現地ATMから現地通貨を引き出して利用している方も多いですよ。
オーストラリアの空港で両替
ここまで現金を両替する時間がなかった方には、オーストラリアの空港到着時に、空港で両替をすることもできます。注意点は、営業時間が限られますので必ず確認をしておきましょう。
メリット
- 街中で両替商を探す必要がないので、オーストラリア初心者に優しい
- 当面の現金を持てる
デメリット
- 早朝や深夜に到着した場合、飛行機が延着した場合には営業していない事がある
- 混雑状況により両替までに時間がかかることがある(空港送迎サービスの関係により両替する時間がない可能性もある)
- 両替手数料がかかる
- 街にある両替商に比べるとレートが悪い場合が多い
- 英語対応が必須
オーストラリアの両替商でお金を両替
次に、町にある両替商で両替をする方法です。オーストラリアの都市部では街中にかなり多くの両替商が存在します。その両替商によっては手数料が違ったりするので、いくつか確認したり、口コミなどを利用するのもいいでしょう。特に大きいお金を両替したいときには、レートのいい日を選ぶなど、お得に両替を成功させましょう。
メリット
- 現金両替の中では、レートが一番良いことが多い。
- 都市にはたくさんの両替商がある
デメリット
- どこにでもあるとは限らない(観光都市の中心部には多い)
- 入国後すぐには両替できないので、当面の現金をすでに用意しておくほうがベター。
- 英語で対応する必要がある
オーストラリアの銀行でお金を両替
オーストラリアの主要な銀行の窓口でも、両替が可能です。オーストラリアの4大銀行はANZ(Australia and New Zealand Banking Group)、Commonwealth Bank、nab(National Australia Bank)、Westpacです。
メリット
- オーストラリア国内のどの都市にもあるので、便利。
デメリット
- 休日だと営業していない
- 英語で対応する必要がある
日本からオーストラリアへのお金の持って行き方(海外送金の場合)
送金方法 | レート上乗せ | 手数料 |
---|---|---|
日本の銀行店舗から送金 | 1.29円 | 6,000円 |
インターネットバンキング | 1.82円 | 1,750円 |
Transferwise | 0円 | 送金額の1%程度 |
当座のお金は現金で持ってきましたが、長期に渡って使う生活費などを数十万円単位で持ち歩くのは危険でお勧めできません。 高額な資金移動の方法に海外送金があります。ご家族に送金してもらったり、自分でインターネットバンキングなどを利用して手続きを行います。オーストラリアで銀行口座を開設する必要があります。
日本の銀行から海外送金をする
日本の金融機関では海外送金が可能です。ただし、大きい銀行などの場合、中継手数料がかからないことが多いので、地方銀行よりもメジャーな銀行のほうが安くつく場合があります。現在は手続き書類にマイナンバーカードがいる場合があるので、事前に何が必要か問い合わせて銀行に出向くといいでしょう。
メリット
- 窓口対応で、安心して海外送金が可能
デメリット
- 銀行に出向く必要があり、手続きに時間がかかる
- 送金と受取で2回の手数料がかかる(日本側とオーストラリア側) ※手数料は銀行により異なる
インターネットバンキングを利用して海外送金をする
日本のインターネットバンキングから海外送金をする方法も増えていますね。 (取扱銀行:三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、新生銀行、楽天銀行、セブン銀行など)
メリット
- インターネット上での手続きになるので、窓口に行く手間が省ける
デメリット
- インターネットのセキュリティ環境を整えていないと危険(他者に悪用される恐れがある)
- 日本のインターネットバンキング口座は必ず日本で作る必要がある(海外送金ができるか確認が必要)
- 口座受取人登録など手続きが多い(銀行によっては書類での申請)
- 送金と受取で2回の手数料がかかる(日本側とオーストラリア側) ※手数料は銀行により異なる
オンライン海外送金サービス利用して海外送金をする
他にも最近の新しいサービスとして、オンラインのサービスで海外送金をする方法あります。これは、外貨を送金したい人同士をマッチングする仕組みで海外送金できるサービスで従来の銀行送金とは違い手数料が安くコストを省いた新しいサービスです。(例:トランスファーワイズなど)
メリット
- インターネット上での手続きになるので、窓口に行く手間が省ける
- 手数料が安い
- 簡単な手続きでオンラインで完了
デメリット
- インターネットのセキュリティ環境を整えなければならない
- 登録は日本で行っておく必要がある
- トランスファーワイズを利用の場合、利用者の登録名義と、送金元の銀行口座名義が同一のみ利用可。
日本からオーストラリアへのお金の持って行き方(その他)
方法 | レート上乗せ | 手数料 |
---|---|---|
国際キャッシュカード | 2.16円 | なし |
クレジットカードでキャッシング | 0円 | 年間利息15~18% |
海外プリペイドカード | 5.82円 | チャージ手数料10,000円 |
外貨受け取りサービス | 3.9円 | なし |
日本のお金をオーストラリアで利用するのに、現金や海外送金以外にも方法があります。国際キャッシュカードやクレジットカードのキャッシングサービス、またプリペイドカード式で現金を引き出すサービスなどもあります。事前に日本で手続きをしておく必要があるので、出発前に検討しておきましょう。
国際キャッシュカードでお金を引き出す
国際キャッシュカードとは、日本で開いた口座のキャッシュカードがそのまま海外でも使えるというものです。一部の銀行からのみ発行されていて、すべての銀行で可能なわけではないので、事前に銀行に確認しておきましょう。また、取扱銀行でも登録が必要なところもありますので、余裕を持って準備しましょう。
取扱銀行
楽天銀行、ジャパンネット銀行、SMBC信託銀行プレスティア(旧シティバンク)など)
メリット
- 1度日本で口座を開いてしまえば、その後の手続きは不要
- ほとんどのATMも利用することが出来る
- ATM手数料がかからないカードもある
デメリット
- ATMを利用する度に手数料が発生するカードもある
クレジットカードのキャッシングを利用して現金を引き出す
短い期間滞在の方に人気の方法の一つにクレジットカードでのキャッシングが挙げられます。VISAカードやMasterカードなどを使い、現地のATMで簡単に引き出せます。クレジットカードのキャッシング利用枠などを事前にきちんと確認して計画的に利用しましょう。
メリット
- 既にクレジットカードを持っていれば、新たな手続きが不要 換算レートが良い(両替手数料がかからないため)
デメリット
- ATM利用手数料が発生する
- カードの決済日までの金利が発生する(両替手数料よりは少額になることが多
海外プリペイドカード(トラベルプリペイドカード)を作成してお金を引き出す
海外プリペイドカードとは、事前にそのカードにお金をチャージしておけば、現地のATMから現地の通貨でお金を引き出せるというものです。手数料などが各社違うので、比較して選びましょう。(例:キャッシュパスポート、マネパカード、JALグローバルウォレット、GAICA Flex等)
メリット
- 高額を入金していなければ、落とした時でも心配が少ない
- クレジットカードではないので、審査なしで作ることが出来る
- チャージした金額しか使用することができないので、クレジットカードと比べ、使い過ぎを防ぐことが出来る
デメリット
- ATM利用の度に手数料が発生する
- 指定の口座への金額のチャージが必要(自分で行う場合にはインターネットバンキングが必要になる)
キャッシュパスポートについて
紛失した場合でも、不正利用された場合は調査してから戻されるので安心。緊急アシスタントダイヤルもあるので、カードについて困ったことがあったらすぐに連絡できる!またアシストダイヤルは、国別に電話連絡先があるから安心です。もちろんオペレータは日本語も話せます!
チャージ方法は、本人ではなく家族でもチャージができます。留学中に資金がなくなっても安心です。日本円だけでなく各国通貨でチャージできます。利用履歴はリアルタイムでアップデートされるので親御さんも安心です。
キャッシュパスポートの特徴
- クレジットカードではない、電子決済、デビット機能がついている!
- チャージした範囲内で利用するので安心!
- 口座開設不要。入金後は、24時間以内に反映され、利用できる!
- カードを無くしても安心!スペアカード付き!オリジナルが盗難にあってもスペアを使える!
- Masterブランドです!プリペイド型カードでMasterブランドで出しているのはココだけ!オーストラリアだとMASTERカードが利用できる場所は非常に多い!
- カード利用時にICチップが付いていないと使えないなどがあるが、今回のカードはICチップ付き!
- 現金を現地へ持っていくのであればキャッシュパスポートのレートは同等ぐらいにはなるのでお得になる!
- 5年間有効期限あり!
- 最後まで使い切れる!最後は現金と合わせて利用できる!
外国送金の受け取りサービスをしてくれる会社を利用してお金を持って行く
日本でその会社にお金を預け、オーストラリアで銀行口座を開いた後にそちらを外国送金して貰うことができます。シドニーにあるKVB kunlunという外資系の金融サービス会社がそれにあたります。KVBでは両替のレートの良さにも定評のある会社で、シドニーに滞在中の方は知っておくといいですよ。
また、窓口では日本語対応してくれるので初心者でも安心です。オーストラリアで銀行口座を開くまでの間預かってもらうことができます(銀行ではないので、預かってもらえる期間は最大6ヵ月)シドニー滞在予定の方は要チェックのサービスです。
メリット
- 海外送金やインターネットバンキングなどの面倒な手続きが一切不要
- 日本語対応が可能
デメリット
- 手数料がかかる
- 6ヶ月以上の期間は預けることができない
トラベラーズチェック制度の廃止について
かつて海外旅行の際に広く利用されていたトラベラーズチェックは2014年に廃止となり、現在は取扱いが終了しています。他の新しいサービスをチェックしてみてください。
まとめ
どきどきの海外留学!日本とはまったく違うところも多いので、事前に知っておくべきことはたくさんありますよね。特に、日本からのお金の持参方法は本当にたくさんあります。
ですが、以前に比べるとインターネットでのオンラインサービスが増えているので、手間もコストも減ってきています。インターネットでは、海外送金や両替の比較サイトも多数あるので、ぜひチェックしておきましょう。そしてストレスのないオーストラリア生活を楽しんで下さいね!
また、ラララオーストラリアではお客様の海外送金を無料にて承っております。