オーストラリアは紫外線が強いと聞きましたが、紫外線の強さはどれくらいですか?

◆オーストラリアの紫外線の強さ
一般的に、オーストラリアの紫外線の強さは日本の6~7倍と言われています。

オゾン層は地上から約15メートルから30メートルくらいの辺りに存在し、太陽からの紫外線を吸収する働きがありますが、
オーストラリアの上空は、このオゾン層が薄いため、日本に比べて紫外線が人体に吸収されやすい環境になっています。
オーストラリアの夏の期間である11月から2月にかけては、紫外線が最も強くなる時期となり、特に朝の10時から午後の3時までで一日のピークを迎えます。
この時期の紫外線レベルは、赤道直下の国と同等といわれています。
夏以外の時期でも、日本に比べると紫外線は強いので、しっかりと対策をとりましょう。

◆紫外線の対策方法
紫外線から肌を守るには、以下の方法があります。
全てを行うと、紫外線から肌を守る確率が高くなります。
オーストラリア政府は、子どものころから紫外線による健康被害を防ぐため、スローガンを掲げて対策しています。

①長袖のシャツを着る
腕や首まで覆うものがよいでしょう。
生地は綿や麻は風通しがよいですが、ポリエステルと綿の混紡された衣類は、紫外線の防御率が100%近くあるといわれています。
現地で衣類を購入する場合は、UPF指数が表示されているので、数値が15以上の物を選びましょう。
水着は50のもを選びましょう。

②日焼け止めを塗る
オーストラリアではSPF(Sun Protection Factor)30が最大値と制限されていますが、日本では上限がありませんのでSPF50も売られています。
数値が高いからといって効果が高いとは限りませんが、何度も塗り直す方が被害防止効果は高まります。
2時間ごとに、多めに塗るようにしましょう。

③帽子をかぶる
頭、鼻、耳を覆うことができるくらいのつばの広いものを選びましょう。
帽子ではおおえない首や手足は、必ず日焼け止めを塗りましょう。

④サングラスをかける
紫外線のカット率が高いものを選びましょう。
普段眼鏡をかける人は、度付きの物を選ぶと良いでしょう。