世界で6番目に大きな国土を有するオーストラリアには留学やワーホリに最適な、そして旅行でも訪れたい魅力的な街が多くあります。しかし、旅行の場合はともかく、留学やワーホリでオーストラリアに滞在する場合は、あちこち都市を移動するわけにはいきません。
ブリスベンは、人気観光地であるゴールドコーストやサンシャインコーストへの旅行の玄関口として使われる都市です。大き過ぎず小さ過ぎずの街ブリスベンは、勉強に集中したい留学生やしっかり稼いでしっかりとホリデーを満喫したいワーホリメーカーには最適な都市となっています。
この記事では、都市開発が進むオーストラリア第3の都市ブリスベンについて、旅行・留学・ワーキングホリデーのそれぞれの観点から紹介していきます。ブリスベンを訪れる際の参考にしてみてください。
目次
1. ブリスベンの基本情報
英語表記:Brisbane
面積:15,826平方キロメートル
人口:約240万人
時間帯:オーストラリア東部標準時–UTC+10(日本との時差+1時間)
ブリスベンのあるクイーンズランド州ではサマータイムを導入していないため、日本との時差は常に+1時間(日本が1時間遅れている)です。
2. ブリスベンへの行き方
2ー1. 日本からブリスベンへの行き方
日本からの直行便は、羽田-ブリスベン間が週3日運航されています。飛行時間は9時間〜9時間30分です。経由便では、ソウル仁川や香港、台湾を経由して行く方法も一般的です。
ブリスベンを訪れる留学生やワーホリの人の中にはブリスベンの南にあるゴールドコースト空港へ飛行機で向かい、そこからバスや鉄道を利用してブリスベンへ向かうという方も多くいます。
2ー2. オーストラリアの他の都市からブリスベンへの行き方
ブリスベンはオーストラリアの第3の都市であり、シドニーやメルボルンなどの大都市はもちろん、他の多くの都市とを結ぶ航空路線があります。シドニーやメルボルンからブリスベンへは、バスや鉄道を利用する方法もありますが、飛行機が最も安く行ける方法であることが多いです。また、ゴールドコーストからブリスベンへは鉄道で1時間30分ほどです。
3. ブリスベンの地理
ブリスベンはクイーンズランド州の南東部に位置するオーストラリア第3の規模を誇る都市です。ブリスベンの中心をブリスベン川がモートン湾まで流れており、この川を境にNorth side、South sideと呼ばれることがしばしばあります。ブリスベンの中心街はブリスベン川の北側から突き出る半島部に位置します。
オーストラリア第3の名にふさわし近代的な高層ビルが多く立ち並ぶ一方、歴史的な建造物も多く残っているのがブリスベンの街並みの特徴です。ブリスベンの街の規模はよく名古屋と比較されます。丘が多いことで知られるブリスベンには小川が多くあり、洪水の危険性を高めています。実際に春から夏にかけて急な豪雨になることも多くあります。
ブリスベンの気候は温暖湿潤気候に分類され、日本の気候に少し似ています。夏は湿度が高く日中は30度を超え焼き付けるような暑さになり、冬は乾燥していて比較的温暖です。湿度の高いブリスベンではクイーンズランダーという伝統的な高床の家が多く残り、アパートメントなどの集合住宅は最近になって増えてきました。
3ー1. ブリスベンでの服装
夏場は高温多湿なので風通しの良い薄着が適しています。ただし、建物内のエアコンが強く肌寒く感じる人もいるので、羽織りものを持ち歩くと良いでしょう。
冬場の日中20度前後まで気温が上がるため、半袖で過ごす人も多くいますが、朝晩は10度以下まで下がるのでコートなどの防寒着が必要となります。
また、春から夏にかけては突然の豪雨となる場合も多く雨具を常に持ち歩くと便利です。オーストラリアは紫外線が強いことで知られていますが、ブリスベンでもその強さは同じです。日焼け止めクリームやサングラス、帽子は必須アイテムです。
4. ブリスベンの産業
ブリスベン周辺には工場地帯がいくつもあり、精油や製紙、金属加工などの第二次産業が盛んです。近年ではクイーンズランド州の州都として、クイーンズランドの経済の中心的役割を担っており、ITや金融などの第三次産業の成長も著しくなっています。
また、ブリスベンからほど近いゴールドコーストやサンシャインコースとへの玄関口としての機能から、観光業は特に成長しています。教育産業も堅調であり、ブリスベンにあるクイーンズランド大学はオーストラリアの大学トップ8に入るほか、世界的にもかなりレベルの高い大学です。
5. ブリスベンの歴史
今のブリスベンがある地域には、ヨーロッパ人入植以前はトレス海峡からやってきたアボリジニのターバルという民族が暮らしていました。植民地化がスタートするのは1823年です。
ジョン・オクスレイがモートン湾とブリスベン川周辺の調査に乗り出し、拠点を設置しました。翌年にはニューサウスウェールズ植民地政府が現在のレッドクリフ(ブリスベンの北側)に流刑植民地を設置しました。このレッドクリフ植民地は1年で廃止され、現在のブリスベンの中心部がある半島付近に移されます。
1838年には、一般ヨーロッパ人の入植が始まり、1840年、ロバート・ディクソンがブリスベンの本格的な都市開発をスタートさせます。1859年にクイーンズランドがニューサウスウェールズから分離し、ブリスベンを州都とします。(1902年に正式に承認される)
第二次世界大戦中は、アメリカ軍の基地がおかれ、太平洋南西部での拠点としての役割を果たしました。ちなみに当時司令塔が置かれた建物は現在、アップルストアになっています。その後、1988年に開催された万国博覧会を機にブリスベンは急速に発展します。
現在ではアジア圏を中心に世界中から多くの移民が押し寄せ、オーストラリアで人口増加率が高い都市の一つであります。ちなみに、ブリスベンという名前は、かつてのニューサウスウェールズ州の知事であったトーマス・ブリスベンに由来しています。
6. ブリスベンの文化
ブリスベンもまた芸術の街として知られており、中心部にあるカルチュラルセンターにはクイーンズランド博物館や美術館のほか、世界的にも有名なGoMA(Gallery of Modern Art)はオーストラリア最大の現代美術館であり、世界中のアーティストの個展が開催されます。
また、ブリスベンはゴールドコーストやサンシャインコーストと言ったオーストラリア屈指のビーチにほど近く、マリンアクティビティに精通する人が多いのも特徴です。シドニーやメルボルン同様、ブリスベンにはヨーロッパはもとより中国や韓国、ベトナムなどからの移民が多く多種多様な文化が構成されています。
7. ブリスベンと日本との関係
ブリスベンは神戸市と姉妹都市提携を結んでいます。成田とブリスベンを結ぶ直行便が2015年に就航し、日本人に人気の留学先、ワーホリ先となっています。日本国総領事館があり、日本人数はシドニーやメルボルンほどではありませんが多く在住しています。市内には多くの日本食レストランがあり、多くの人で常に賑わっています。
8. ブリスベン旅行
8ー1. ブリスベンの観光名所10箇所
1. ローンパイン・コアラ・サンクチュアリ
ブリスベンでコアラに会うために最適な場所はローンパイン・コアラ・サンクチュアリです。英語での表記はLone Pine Koala Sanctuaryです。世界最古のこちらのコアラ保護区には130頭以上のコアラが飼育されており、その規模は世界最大です。
施設名にコアラと入っていますが、オーストラリアの固有種であるカンガルーなど、他にも様々な種類の動物がローンパイン・コアラ・サンクチュアリでは生活しています。コアラと一緒に写真を撮るスポットもあり、ブリスベン観光の際には是非訪れたい場所です。
2. サウスバンク
オーストラリアと言えば透明度の高い海と白い砂浜をイメージする方が多いかと思いますが、ブリスベンにはそのようなオーストラリアの美しいビーチを堪能できるスポットがありません。ブリスベンに自然のビーチはありませんが、人口のビーチがサウスバンク(South Bank)にあります。
サウスバンクはブリスベンリバーのすぐ南側にあり、川沿いに公演やカフェ、レストランが立ち並ぶブリスベンのお洒落スポットです。観光客はもちろん、ローカルの人にも人気で常に賑わいを見せています。ブリスベン唯一の観覧車The Wheel of Brisbaneからはブリスベンの街並みを一望することができます。
週末にはマーケットが開催されるなど、行けば何かしら新しい発見があるのがサウスバンクの魅力です。人口ビーチは入場料無料で、更衣室やトイレもしっかりと完備されています。ブリスベンにはテーマパーク型のプールも少なく、暑い夏は多くの人が涼を求めてサウスバンクの人口ビーチに訪れます。バーベキュー設備もあるので、友達とパーティーを開催するのも良いでしょう。
3. クイーンストリート・モール
ブリスベンの中心部にあるクイーンストリート・モール(Queen Street Mall)は歩行者天国になっている全長約500メートルのショッピング街です。高級ブランドからオーストラリア発のブランドやデパート、レストランやカフェなどが集まる通りで、常に多くの人で賑わっています。
お土産屋もいくつかあり、ブリスベンで買い物をするならここ!と言って良いでしょう。クイーンストリート・モールでは多くの路上パフォーマーが彼らの芸を行なっており買い物以外にも楽しみがあります。また、クリスマスの時期にはイルミネーションが装飾され、買い物客やデートなどで訪れる人々で特に賑わう時期です。
4. マウント・クーサ
ブリスベンから近くて気軽にハイキングを楽しめる場所といえば、マウント・クーサです。英語ではMt. Coot-thaと表記されます。シティ中心部からバスで約30分とアクセスが良く、最も一般的な登山道だと、30分もあれば頂上まで辿り着いてしまいます。
頂上からは蛇行するブリスベン川の周りに広がるブリスベンの街並みを一望できます。また、ブリスベンの夜景を眺めるならマウント・クーサからの眺めが最も美しいと言っても過言ではありません。
頂上付近には5つ星レストランもあり、家族や友達、カップルなど誰もが訪れる価値のある観光スポットです。また、麓にある植物園Brisbane Botanic Gardens Mt Coot-thaには日本庭園があり、ブリスベンに住む日本人やローカルのオージーたちにとっての憩いの場になっています。
5. ノース・ストラドブローク島
ノース・ストラドブローク島はブリスベンの南東に存在する島です。英語での表記はNorth Stradbroke Islandです。ブリスベンの南東にあるクリーブランド(Cleveland)から船でおよそ1時間のところにあり、島内ではブッシュウォーキングを楽しめる遊歩道やブリスベン市内にはない自然の美しいビーチがあります。
野生のコアラやカンガルーが見られるほか、海を泳ぐカメやクジラ、イルカなどを見ることもできます。ブリスベン市内にはないビーチを求めて、サーフィンやヨットなどのマリンアクティビティを目的に訪れる人も多いです。
島の東側には約32kmに渡って続くビーチが広がっているなど、美しい風景が広がるのもこの島の魅力です。観光客もそれほど多くなく、静かでゆったりとした時間が流れており、オーストラリアの自然を満喫することができます。ブリスベンから気軽に訪れることができるノースストラドブローク島は、日帰りでも十分楽しむことができる観光スポットとなっています。
6. サンシャインコースト
オーストラリアの有名ビーチと言えばブリスベンの南にあるゴールドコーストが有名ですが、ブリスベンに住むオージー達は揃ってサンシャインコースト(Sunshine Coast)の方が良いと言います。日本人にはあまり馴染みのない地名ですが、ゴールドコーストに並ぶオーストラリア屈指の人気ビーチです。
サンシャインコーストはブリスベンの北側にある街で、ブリスベン中心部からは車で1時間30分ほど、電車とバスw利用の場合は2時間ほどで行くことができます。高層ビルが立ち並ぶゴールドコーストとは違い、静かでのんびりとした時間が流れるのがサンシャインコーストの魅力です。
サンシャインコーストで最も有名なビーチがヌーサ・ヘッズ(Noosa Heads)です。ヌーサ・ヘッズはサンシャインコーストの北、ヌーサ国立公園内にあるビーチで、景観条例が制定されているため、木より高い建物はありません。したがって、自然そのままの景色が広がる美しいビーチとなっています。
ヌーサ国立公園はビーチとその周辺の森林からなっており、野生のコアラやカンガルーなどが生息しています。観光客向けに散歩コースも整備されているので、ヌーサのビーチと森を両方堪能してみてはいかがでしょうか。
7. オーストラリア動物園
オーストラリア動物園(Australian Zoo)は、1970年に開園したブリスベンの北、ビーアワー(Beerwah)にある動物園です。元々はボブ・アーウィン、リン・アーウィン夫妻がビーアワー爬虫類公園として爬虫類専門の動物園を設立したのが始まりで、その後夫妻の息子であるスティーブン・アーウィンが、クロコダイル環境公園を設置するとその名が知れ渡るようになりました。
スティーブン・アーウィンはクロコダイルハンターとして有名で、現在でも多くのクロコダイルを目にすることができます。コアラやカンガルーなどオーストラリア固有の動物達もここオーストラリア動物園では人気です。ただ放し飼いにされている動物を鑑賞するだけでなく、コアラを抱いて写真撮影など動物達と触れ合うことのできるアクティビティも多く開催されています。
またAustralia Zoo Wildlife Warriors Showでは、飼育員と動物達によるショーが行われており、コロシアムのような会場でクロコダイルの餌付けショーなどを鑑賞することができます。ブリスベン中心街からは車でおよそ1時間ほどで、サンシャインコーストに近いので一緒に訪れるのも良いかもしれません。
8. カルチュラル・センター
シティからバスで一駅のカルチュラル・センター(Cultural Center)にはブリスベンの芸術を楽しスポットが密集しています。カルチュラル・センターはサウスバンクの隣に位置し、博物館や美術館でのんびりと芸術や自然についての展示を鑑賞し、サウスバンクのお洒落なレストランやカフェで時間を過ごすのも良いかと思います。
9. クイーンズランド博物館
クイーンズランド博物館(Queensland Museum)はブリスベンにある博物館のトップであり、オーストラリア屈指の規模を誇ります。クイーンズランドの自然や文化・科学についての展示を中心に、オーストラリア大陸の歴史について詳しく知ることのできる施設です。大迫力の恐竜の模型や等身大のザトウクジラの模型など、自然の壮大さ体感することができる展示が多くあります。
他にもオーストラリアの先住民であるアボリジニに関する展示や、昆虫に関する展示など、テーマは多岐に渡ります。ゴキブリに関するものなど、ユニークな展示もあり、大変興味深く訪れる価値のある博物館です。
10. クイーンズランド美術館と現代美術館GoMA
クイーンズランド美術館(Queensland Museum)は1895年にオープンした美術館です。Gallery of Modern Art (GoMA)は2006年にオープンした世界的にも有名な現代美術館で、オーストラリア国内外合わせて10000点以上の芸術作品が所蔵されています。
現代美術館としてはオーストラリア最大の規模を誇り、世界的アーティストの展覧会も数多く開催されます。これらの美術館は隣接して存在し、どちらも無料で訪れることができます。歴史ある芸術作品をクイーンズランド美術館で鑑賞したのちにGoMAを訪れ、芸術の歴史を感じながら展示品を一つ一つゆっくりと鑑賞してみてはいかがでしょうか。
11. クイーンズランド・パフォーミング・アーツ・センター
クイーンズランド・パフォーミング・アーツ・センターは1985年オープンのコンサート施設です。英語での表記はQueensland Performing Arts Centerです。施設内には4つの劇場があり、ミュージカルやオペラ、オーケストラからコメディーショーまで様々な舞台芸術が披露されます。
クイーンズランド州一の規模を誇るこちらの施設では、世界の有名劇団やオペラ歌手なども公演を行います。ブリスベンに留学やワーホリに訪れる方はもちろん、短期旅行者の方も旅行中に何かショーが開園されるかを事前にチェックしてみてください。
12. ブリスベンシティ植物園
ブリスベンシティ植物園(Brisbane City Botanic Gardens)は、中心街に位置する植物園です。1855年に開園した植物園で、園内にはユニークな植物が多く栽培されています。読者や散歩をする人はもちろん、ブリスベンの中心部に位置することから、平日には休憩中の学生やビジネスマンが多く訪れます。
植物園周辺には多くのカフェやレストランがあり、持ち帰りで注文して植物園でランチやティータイムを楽しむのも良いのではないでしょうか。もちろん、植物園内にもカフェがあります。
13. リバーライフ・アドベンチャー・センター
リバーライフ・アドベンチャー・センターは、中心部のすぐ隣のカンガルーポイント(Kangaroo Point)に位置するブリスベン川とその周辺でのアクティビティを多く開催する施設です。
カンガルーポイント・クリフ(崖)でロッククライミングやアブセイリング(懸垂降下)やセグウェイツアー、さらにはブリスベン川はカヤックで漕ぐツアーもあります。ブリスベン中心部で心地よい川の風を浴びながら行うアクティビティは、爽快なこと間違いありません。
8ー2. ブリスベン旅行時の移動方法
ブリスベン旅行時に便利な移動方法はレンタカーやタクシーです。市中心部にある観光地はバスや電車、徒歩で訪れることもできますが、中心部から少し離れたところにある観光スポットへ電車やバスで行く場合は、乗り継ぎが多くなり時間もかかる傾向にあります。オーストラリアでは日本の国際免許証で運転することができるほか、Uberという正規タクシーより安いサービスがかなり普及しています。
9. ブリスベンで留学
9ー1. ブリスベンは留学に向いている?評判は?
ブリスベンはクイーンズランド大学がやクイーンズランド工科大学など世界的にも評価される大学があるほか、語学学校の数が多く教育の質が高いことで人気の留学先となっています。
生活費が安く、アルバイトも比較的見つかりやすいので稼ぎながら勉強に励むことも可能です。街の規模は大きすぎず小さすぎずで、遊びとのメリハリをしっかりとつけて勉強に集中することができる留学先の一つとなっています。
9ー1ー1. ブリスベン留学のメリット
生活費が安い
ブリスベンは、オーストラリア第3の都市でありながら生活費が安いことで知られています。シティ中心部から20〜30分ほどと近いところでも週あたり$150〜$160ほどでオウンルームのシェアハウスに住むことができます。また、物価もシドニーやメルボルンに比べて安いのもブリスベンの良いところです。
日本からのアクセスが良い
現在のところ成田-ブリスベン直行便が毎日運航されています。また、ケアンズ経由やゴールドコースト発着のジェットスター航空のフライトの運賃が安いと留学生には人気のルートです。繁忙期でなければ往復5万円ほどで航空券を購入することができます。
世界中の友達を作ることができる
生活費が安く、教育のレベルも高いブリスベンには多くの留学生がやってきます。様々な国出身の友達を作り、自分にはない考え方などを知ることができるのも留学の一つの目的ではないでしょうか。
学校の質が高い
ブリスベンには、クイーンズランド大学などの世界的にレベルの高い大学があります。また語学学校の数も多く、競争原理によって質の高い授業が行われているのもブリスベン留学のメリットです。
9ー1ー2. ブリスベン留学のデメリット
日本人がやや多い
シドニーやメルボルンに比べると日本人の数は少ないですが、それでも中心街を歩けばどこかしらから日本語の会話が聞こえてきます。大学などでは日本人は自分1人ということも多々ありますが、語学学校では学校により日本人がかなり多い場合もあります。
遊び場が少ない
ブリスベンには遊ぶところがないといよく言われます。特に、「オーストラリアと言えば綺麗なビーチ!」という方が多いかと思いますが、ブリスベン中心部からほど近い自然のビーチはありません。その分勉強に集中したい方にはおすすめできる留学先となっています。
10. ブリスベンでワーキングホリデー
10ー1. ブリスベンはワーホリに向いている?評判は?
ブリスベンはオーストラリア第三の都市とは言えども、知名度がシドニーやメルボルンほどありません。街の規模もシドニーやメルボルンには及びませんが、都市開発が進む街であり求人数が多いのがブリスベンの特徴です。
求人数が多く給料も高い一方で、生活費が安くしっかりと稼いでしっかりと遊ぶことができるワーホリ先として人気の都市となっています。
10ー1ー1. ブリスベンワーホリのメリット
求人数が多い
ブリスベンでは比較的容易に仕事を見つけることができます。
日本食レストランが多く、日豪プレスの求人広告を見てみると、常にたくさんの募集がされています。
生活費が安い
シェアハウスの家賃やその他生活費が他のシドニーやメルボルンに比べて安く、稼いだお金を趣味や旅行に多く費やすことができます。生活費の安いブリスベンでのワーキングホリデーは、休暇を楽しみつつ貯金もできるのが特徴です。
様々な国の友達を作ることができる
ブリスベンでは連日様々なイベントが開催されています。世界中の人が会するイベントも多くあるので積極的に参加して、多くの友達を作るのもワーホリの醍醐味です。
10ー1ー2. ブリスベンワーホリのデメリット
遊び場が少ない
ブリスベンは都市の規模のわりに遊ぶところが少ないことで知られています。連休があればゴールドコーストやサンシャインコーストへ遊びに行くこともできますが、仕事終わりなどのちょっとした休みに遊ぶところが少ないです。
日本人がやや多く、関わり方によっては英語力が上達しない
ワーホリをする人の約60%は英語があまり上達しないまま日本に帰ってくるとも言われています。ブリスベンに住む日本人数は比較的多く、イベントやパーティーなどに積極的に参加しないと仕事先の日本人しか友達がいない!なんてことにもなりかねません。
10ー2. 仕事の種類
日本食レストラン
ブリスベンには多くの日本食レストランがあります。日本人経営のところも多く英語力はなくても大丈夫!という職場がある一方、中国や韓国人が経営するお店も多くあり、こちらの場合はある程度の英語力が必要とされます。訪れるお客さんはオージーが多く、フロアの仕事であれば英語を使う機会があるので英語力の上達にも影響してくるでしょう。
ローカルレストラン・カフェ
ローカルレストランやカフェでも数人のアジア系スタッフを雇っている場合が多くあります。一般的に給料が良いとされますが、英語力もそれなりに必要です。
クリーナー
オフィスクリーナーや洗車などの仕事も多く見つかります。ただし洗車などの外で働く仕事の場合、ブリスベンのジメジメした夏場は大変です。
11. まとめ
オーストラリア第3の規模を誇るブリスベンは、都市の成長を肌で感じることのできる街です。中心部には高層ビルが次々と建てられており、都会ライフを体感することができますが、郊外では静かでゆっくりとした時間が流れています。
遊び場が少ないというデメリットもありますが、静かに勉強したいという留学生、しっかりと稼いで休暇をゆっくりと過ごしたいというワーホリメーカー双方ともにおすすめできる都市です。
また、旅行者はゴールドコーストやサンシャインコーストへの玄関口としてブリスベンを利用するのがおすすめです。あなたもこれを機にブリスベンへの留学やワーキングホリデー、旅行を検討してみてはいかがでしょうか。