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名前:福吉涼音 様
学校名:Perth International College of English(PICE)
受講コース:General English
通学週数:27週間
ビザの種類:学生ビザ
オーストラリアの魅力を発信しているYoutubeを見つけて
留学を決めたのは、社会人をしていたある日にオーストラリアの魅力を発信しているYoutubeを見つけたことでした。幼少期の頃から英語に興味があり、英語の歌や映画から影響を受けて成長しました。しかし、日本で生活しているとなかなか英語を使う機会がなく、また、学校教育で話せるようにはならず、結局そのまま社会人になってしまいました。
学生時代に留学を考えたこともありましたが、両親が乗り気ではなかったことと、日々の生活が忙しく、その時には叶えることが出来ませんでした。そんなある日、オーストラリアの様子を日本語で紹介している動画を見つけ、とても興味が沸きました。私は幼少期に夢見ていた留学を今なら叶えられると思い決心しました。
学ぶべきことがオーストラリアにはたくさんある!
私がオーストラリアを選んだ理由は2つあります。まず、前述のとおり、Youtubeを通してオーストラリアの楽しそうな生活風景や温暖な気候、フレンドリーな人々に憧れを覚えたからです。2つ目の理由は、海が大好きだったことです。オーストラリアは海に囲まれており、都心部から簡単に海辺に行くことが出来ることは私にとってとても魅力的でした。
オーストラリアに興味を持ち、自分で調べていくと、国が教育や環境問題に力を入れていたり、社会制度なども日本と比べて良い面が沢山あることが分かりました。日本人である私が学ぶべきことがオーストラリアにはたくさんあると考えました。
コミュニケーションスタイルの違いに気づきました
留学して良かったことは、日本の様々な常識や当たり前に気づけたことでした。そして、オーストラリアと日本のどちらにも良さがあることを学びました。例えば、日本のコミュニケーションはハイコンテクスト文化であり空気を読んだり察したりしますが、オーストラリアは言葉で伝えるローコンテクスト文化なので、思ったことをはっきりと口に出します。
私は日本人なので、ズバッと言われた時は相手が怒っているのかなと少しきつく感じてしまいましたが、そういうわけではなく、相手は意見を伝えただけでした。自分の意見をはっきりと伝えることは、コミュニケーションでの誤解を避けられたりより良い方向に持っていくためにとても大切なことだなと思いました。
また、それと同時に日本のような柔らかい言葉にすることで、相手を気遣ったり争いを避けられるため、どちらも必要に応じて使い分けることが大切だなと思いました。
仕事探しは想像以上に苦労しました
数十ヵ所にレジュメを配ったり、パース通信やSEEKなどのアプリから応募したりしましたが、なかなか応募先から返信が来なく、とても焦りました。仕事探しが難しいとは聞いていましたが、正直ここまで難しいとは思っていませんでした。英語力が未熟なことと、私のビザが学生ビザだったため働ける時間が限られていたこともなかなか見つけられなかった要因だったと思います。
面接やトライアルを行ってもライバルたちにはなかなか敵いませんでした。幸い、日本食レストランから合格をもらい、ようやく働くことが出来ました。日本でのアルバイト探しはとても簡単なのに、仕事があることは恵まれていたんだなと改めて感じました。
少人数制のクラスでしっかり学べました
私は語学学校でレベル3とレベル4のクラスを経験しました。レベル3ではより簡単なスピーキングとリスニング、リーディングを学びました。レベル3では授業内でのアクティビティが多かったのに対し、レベル4では、レベル5にアップするためのワークシートをコツコツとこなすことが主な授業内容でした。
というのも、レベル3からレベル4に上がることは簡単ですが、レベル4から5に上がることはとても難しくなっています。テスト内容がレベル3よりも全体的に難しくなるため、多くの生徒がこのレベルを何度も繰り返しています。
1クラス10名程度の少人数クラスなので一人ひとりに目を届けた授業を行ってくれました。また、授業内で生徒同士が会話をする機会がたくさんあったため、すぐにクラスメイトと仲良くなることが出来ました。
様々なアクティビティに参加しました!
何かイベントがある際には、授業を中止して学校全体でアクティビティを行います。これは日本ではありえないなと思い驚きましたが、おかげで仲間たちと楽しい時間を過ごすことが出来ました。また、金曜日はアフタヌーンクラスが無いため、たまにアクティビティが企画され、受付でサインすると参加することが出来ました。
私は水族館や動物園、サーフィンスクールなど様々なアクティビティに参加しました。団体で行くと料金が少し安くなることも魅力だと思います。この様なアクティビティは先生の引率があり、必ず一人は学校の先生が一緒に来てくれます。先生方とも友達のようにフレンドリーに会話が出来ますし、とても温かい仲間たちに囲まれながら、すばらしい思い出を作ることが出来ました。
英語漬けの毎日のおかげで、飛躍的に英語力が伸びました!
オーストラリアに来る前と比べると英語力は飛躍的に伸びたと思います。毎日英語漬けの日々ですし、クラスメイトだけでなく違うレベルの人達とも仲良くなることができました。オーストラリアに来た当初は、緊張から仲間たちとランチを食べていてもなかなか言葉が思いつかず、私は話を聞いているだけでした。しかし、今では私も会話に参加し、しっかり話せています。
語学学校に来て一番良かったなと思うことは、英語の基礎をしっかりと身に着けることが出来たことです。文法も全て英語でネイティブに習うので、説得力がありました。ほとんどは日本にいた時の内容と同じですが、まれに初めて聞く文法などもあり、とても勉強になりました。
なるべく発言し、できる限りうるさくするようにしていました!(笑)
受付の方が私が学校に始めてきた日から名前を憶えてくださって、それからもとても気さくに話しかけてくださることがとても印象的でした。私のクラスの先生方は皆さんとても気さくでユーモアのある方々で、とても楽しかったです。
日本の学校では先生と生徒がジョークを言い合ったりすることはめったになく、大体が座学で先生の話を聞くだけでしたが、こちらでは真逆で、静かにしていると怒られます。そのため、なるべく発言し、できる限りうるさくするようにしていました。(笑)
クラスが変わっても、以前関わった先生方はすれ違った時など気さくに話しかけてくださいますし、一度も習ったことのない先生とも仲良くなることが出来ました。そのくらいアットホームな環境でした。
切磋琢磨できる環境です
私のクラスメイトは明るくユーモアに溢れた人々で、とても恵まれた環境にいるなと日々感じています。授業中に分からないことがあるとお互いに教え合ったり、ミニゲームなどで張り合ったりと、切磋琢磨しながら過ごしています。
国籍はバラバラで、インドネシア、ベトナム、タイ、カンボジア、コロンビア、グァテマラ、チリ、フランスなど各国から様々な人が来ています。年齢もバラバラですが、20代前後が多い印象です。
10代の学生さんは大学進学や専門学校進学を希望しており、20代で既に大学を卒業した方たちはオーストラリアで仕事を探す目的のほか、各々が自分の目標に向かって努力しているという印象です。私も彼らに感化されて日々のタスクを一生懸命こなしています。
パースはコンパクトで、人々の雰囲気もアットホームです
休日にお買い物をしていると、よく知り合いに遭遇します(笑) パースはそれほど小さな町です。電車やバスなどの交通機関は充実しているため、車が無くても困りません。少し遠出をして観光名所を巡りたい場合は車があった方が便利かなと思います。都心部は無料のキャットバスが走っています。
気候については、冬場は意外と寒い印象です。パースの人は暖房をつける人が少ないのか、私が滞在したホームステイ先の家では温かい洋服を着て過ごしていました。Kマートにはもこもこの靴下や湯たんぽが売っていたので利用していました。
春は色鮮やかな様々な花が咲き誇り、とても美しかったです。夏は40度以上の日が続き、太陽の下にいると肌が焼ける感覚がするほど暑いです。しかし、日本のように湿度が高くないため、日陰にいれば日本よりも過ごしやすいです。
様々な滞在先を経験しました
私はホームステイとシェアハウス、バックパッカーホステルを経験しました。ホームステイ先はマザーがひとりで住んでいましたが、仕事が忙しく、夜にたまに会う程度でした。夕食を作って冷蔵庫に入れておいてくれるのはとても助かりました。
洗濯物には少し困りました。オーストラリアは水不足で水道代が高く、ホストマザーはとても気にしていました。私のところは1週間に一回白系統もしくは黒系統の洋服を、私とマザーともう一人のシェアメイトの3人分を同時に洗うため、できるだけ洗い物を出さないようにしなければいけませんでした。シャワータイムも5分と決まっていたためそれも大変でした。
シェアハウスでは自分で料理を作らなければいけませんが、水道代や電気代をそこまでは気にしなくてよく、食べたいものが食べられるのでストレスなく過ごせました。バックパッカーホステルでは、日本人の友達が出来て一緒に遊んだりとすてきな思い出ができました。すごく清潔な環境とまでは言えませんでしたが、そこまで気になりませんでした。
お客様の優しさに触れて…
仕事探しを始めたとき私はまだ英語に自信がなかったため、日本食レストランのキッチンスタッフをとして働くことを選びました。料理運びや型付け作業などのフロントのお手伝いがメインでした。従業員のほとんどが日本人だったので、職場ではほとんど日本語を話していました。
効率を求めるお店で、たまに厳しく叱られることもあり、大変でした。それでも、食後にお客様から「おいしかったよ」と言葉をかけてもらえたときはとても嬉しかったです。こんなにも日本食を気に入ってくださる人がたくさんいることに感激しました。
お客様からチップをもらうこともあり、それを従業員で分けたりしていました。接客では英語が伝わらず間違った解釈をしてしまったこともありましたが、その時のお客様はとても優しく笑って「大丈夫だよ」と言ってくださいました。
今後も英語学習を続けたいです
留学後は英語を活かせる仕事に就きたいと思っています。例えば、英会話必須の貿易会社の事務関係の仕事だったり、観光業や日本での語学学校関連の仕事などを考えています。
また、私は以前音楽講師として働いていたこともあり、英語を身に着けた後は英語と音楽を組み合わせた教室を開きたいと考えています。そのためには今の語学力ではまだ及ばないので、ネイティブとのコミュニケーションについていけるよう、しっかりと今後も英語の勉強を続けていきたいと思っています。
現在は学生ビザで留学をしていますが、来年はワーキングホリデービザを利用して、生きたオーストラリア英語をしっかりと身に着けていきたいと思っています。
留学して気づくことがたくさんありました
私は留学に来て本当に貴重な経験を沢山得られたと感じています。留学に来る前はインターネットの情報だけで海外と日本との違いを想像するだけでしたが、実際に来てみて、日本との違いを肌で感じることが出来ました。また、日本と変わらないところも学ぶことが出来ました。
留学して一番の学びは、日本がいかに恵まれた国かに気づくことが出来たことです。日本ではどこにいても便利でおいしい料理が安く食べられたり、綺麗なトイレがどこにでもあったり、何より街並みが本当に清潔です。
このことは日本にいた時も知ってはいましたが、それが当たり前で、特にありがたみを感じることなく過ごしていました。しかし、オーストラリアに来てからは日本の当たり前は感謝すべきことで溢れていたんだなということに気づくことができました。
ラララ・オーストラリアについて
初めてラララのオフィスで留学について相談した際に、どこの都市が良いか親身に相談に乗ってもらったのが印象的でした。
そのときの私はまだどの国のどの都市が良いのか判断がつかない状態で相談を受けたのですが、決めつけたりせず、それぞれの都市の良いところを教えてくれた後、最終的に良い判断が出来るよう焦らず私の決定を待ってくれました。
また、留学中に必要な情報がNotionというアプリにまとめられていて、困ったときはその情報を確認するようにしていました。加えて、ビザ申請や保険のこと、飛行機のチケットなども安心して任せることができ、スムーズで、とても助かりました。