バイロンベイ留学はなぜ人気?デメリットも合わせて解説の完全ガイド!

オーストラリアでの留学の中でも、特徴的な生活を送ることができるのがバイロンベイ。同国最東端とされる街では、日常の喧騒を忘れてゆったりと時間の流れを楽しむことができます。

 

マイペースに英語を学びたい人にぴったりの留学スポットです。バイロンベイでの留学が人気の理由、メリット・デメリットなどを見ていきましょう。憧れの生活がそこに待っているかもしれません。

バイロンベイ留学の基本情報

バイロンベイの面積と人口

バイロンベイの面積は約80万平方キロメートル、住人は3万人です。ただし、市街地の人口は5千人とも言われています。オーストラリアの他の都市に比べてかなり小さい街という印象です。

バイロンベイの地区・エリア情報

オーストラリア最東端の街、バイロンベイ。海に突き出した街のシンボルといえば、やはり灯台です。ケープ・バイロン・ライトハウスは、オーストラリアの最東端にそびえ、その真っ白な体はバイロンベイの街のどこからでも眺めることができます。

 

岬の高台に設置されているため、そこから望む水平線は壮観です。もちろん、海に突き出していますから、街の三方が海に取り囲まれています。その分、たくさんのビーチが人々を癒します。

バイロンベイの物価

バイロンベイに限らず、オーストラリアは物価が高いです。簡単に言うと日本の2倍程度と考えて良いでしょう。毎日外食をしては資金があまりにもったいないです。

 

ただし、バイロンベイに限ってはさほど費用をかけずに生活することが可能です。なぜなら自炊で十分に美味しい食事を摂ることができるからです。

 

バイロンベイはオーガニックフードにこだわった街であり、毎週木曜日には地元住民向けのファーマーズ・マーケット(農家の人々が集まって販売するマーケット)が開催されます。

 

地元住民向け、すなわり観光客向けの高額な野菜などは販売されません。ここで新鮮で美味しい食材を手に入れ、日々の食事を作りましょう。賢く使えば、費用は安く抑えることが可能です。

オーストラリア留学にかかる生活費とオーストラリアの物価

バイロンベイの気候

バイロンベイは亜熱帯性気候であり、年間を通して暖かい地域です。朝晩は冷えますが、日中なら冬でも半袖で過ごせる程度と表現するとわかりやすいでしょう。

 

ただし、その分暑いですし、紫外線が非常に強いです。また、最東端であるため、バイロンベイはオーストラリアで最も早く朝が来る街です。朝6時になる前に日が昇り、夜8時頃まで明るさが続きます

オーストラリアの気候、ベストシーズン、服装

バイロンベイの公用語

オーストラリアの公用語である英語が使われています。英語の語学留学であれば勉強に困ることはないでしょう。

日本からバイロンベイへの移動

バイロンベイには空港がないので、直行便はありません。

 

最もメジャーな移動手段は、成田空港からゴールドコーストまで直行便で行き、そこから車で1時間ほどかけてバイロンベイに到着するアクセス方法です。

 

ゴールドコーストまでが9時間であることを考えると、合計でかかる時間は10時間から11時間というところです。 ゴールドコースト空港やその周辺まで行けば、そこにはバスなどの交通手段が用意されているので、困ることはないでしょう。

オーストラリア 都市の移動手段・方法について

バイロンベイ留学が人気の理由

人気の理由(1)サーフィンのメッカ


バイロンベイはサーフォンの名所として有名です。真っ黒に日焼けをしながら、サーフボードを片手に抱えてビーチを歩く、そんな常夏イメージの留学を楽しみたいならバイロンベイは最適です。

 

街の小ささと不釣り合いなほどにビーチやサーフスポットが多く、サーフィンに興味はあるけれどもやったことがないという人も、経験者の人も、どんな人でもサーフィンを始めることができてしまいます。場所によってはイルカの群れに遭遇できるかもしれません。

 

バイロンベイにあるレクシス・イングリッシュという語学学校はビーチの目の前に学生寮付きの校舎を構えており、勉強とサーフィンを両立するのにぴったりです。

レクシス・イングリッシュ・バイロンベイ校

人気の理由(2)おしゃれなカフェがたくさん

小さな街であるバイロンベイには、大手のレストランチェーンやカフェなどがない代わりに、おしゃれなカフェが立ち並んでいます。自然に囲まれたフォトジェニックなお店は、観光客だけではなく留学生の人気も呼び込んでいます。

 

バイロンベイは非常にオーガニックフードにこだわる街です。メニューにはグルテンフリーであることや、ベジタリアン向けであることを意味する記号も添えられています。日本でなかなか触れられないこれらの文化に触れる機会でもあります。

人気の理由(3)ヒッピーの文化に触れられる

1900年代後半に現れたヒッピーは、それまでの価値観を否定する、多数のカウンターカルチャーを生み出した人々です。アメリカでの活動が特に有名ですが、オーストラリアのニンビンという街でもヒッピーたちは活動していました。そして、このニンビンはバイロンベイからわずか一時間ほどで行くことができます。

 

日本ではなかなか味わえないヒッピーの文化に触れられるのは貴重です。バイロンベイがオーガニックフードにこだわる街であるのも、このヒッピーの文化が影響しています。

バイロンベイ留学のメリット

メリット(1)オーガニックフード・マーケット

バイロンベイはオーガニックであることにこだわりを持ちます。そのため、無添加食材などが集まるマーケットがたくさん開かれています。毎月、あるいは毎週決まった日に開催されており、農家だけではなく、アーティストやセラピスト、パン屋なども出店します。

 

新鮮な食材を味わいつつ、ハンドメイドの素敵な雑貨のショッピングも楽しめます。ライブミュージックをやっているマーケットもあるので、飽きることはないでしょう。

メリット(2)ビーチがいっぱい

バイロンベイはサーファーに人気ですが、ビーチの数がそもそも多いです。暖かい気候も手伝って、ほとんど海には入り放題です。非凡な透明度の海に浸かり、のんびり浮かぶも良し、サーフィンやシュノーケルなど、マリンスポーツを楽しむのも良しです。

 

ビーチによってはBBQを楽しめるところも。日常に海が存在する日々を味わうことができるのです。

メリット(3)新鮮な海の幸を味わえる

オーストラリア最東端。ビーチがたくさんあり、サーファーも集まります。ということは、当然海の幸を楽しむことができるのもバイロンベイの魅力です。

 

町にはたった1オーストラリアドル(約75円)で牡蠣を食べられるようなお店もあります。もちろん、オーガニックにこだわった野菜も添えられるので、毎日美味しい食事を食べることができるんです。

メリット(4)素敵なサンセット

先に紹介したケープ・バイロン・ライトハウスは、バイロンベイで最も高い場所にあります。自然が取り囲むこの街で、人工物に邪魔されることのない素敵なサンセットを見ることができるのです。それも、毎日。

 

日本で楽しむことができない景色の値打ちはどれほどのものでしょうか。朝日が昇るサンライズも見ることができます。もちろん、毎日です。

メリット(5)見た目も味もこだわったカフェ

バイロンベイのカフェは自然に溶け込んでおり、ナチュラルな感じがいかにも写真映えします。オーガニックな食材を使っていることもあり、美味しい料理も出てきます。

 

そしてもちろん、カフェの主役であるコーヒーも負けていません。郊外にはコーヒー豆農園があり、ここでもまたオーガニックなコーヒーを楽しむことができます。コーヒー豆はバイロンベイのお土産としてメジャーなんです。

メリット(6)気さくなオーストラリア人

ヒッピー文化の影響を受けたからか、あるいはオーストラリア人がそういう気質だからか、はたまたバイロンベイがのんびりとした街だからか、とにかくバイロンベイの人はフレンドリーです。

 

マーケットなどで買い物をしていると農家の現地人の方が気さくに声をかけてくれるので、楽しく買い物をすることができます。その他のイベントでも友人を作ることは難しくないでしょう。

メリット(7)夜はイベントがいっぱい

バイロンベイの夜は賑わいます。ナイトクラブ、バー、パブなどのお酒を楽しむ場所はもちろん、バンドがライブを行ったり、DJが音楽をかけたり、魅力的なナイトイベントがたくさん開催されます。クラブの雰囲気が好きな人は心行くまで踊ることができます。

バイロンベイ留学のデメリット

デメリット(1)語学学校が少ない

バイロンベイは小さな街であるため、語学学校が非常に少ないです。いくつもの選択肢から選べる他のオーストラリアの都市に比べると、選択肢があまりに少なく、望む学習を受けられないかもしれません。

 

入学できたとしても、校風が合わなかった場合や、授業についていけなかった場合の選択肢はさらに絞られてきます。一方、学校が少ない分必然的に日本人がさほど多くはならない点はメリットとも言えます。

デメリット(2)英語力を思うように伸ばせない場合がある

バイロンベイはアクティビティの多い街です。そうした活動を通して、現地の人とコミュニケーションをとり、英語力を鍛えることは留学の目的の一つです。

 

しかしながら、バイロンベイのアクティビティといえば、サーフィンにシュノーケル、ライブにナイトクラブと、英語が話せなくともある程度楽しめるタイプのものです。

 

留学を終えた時に英語を話せるようになりたいのであれば、日常的な英語のコミュニケーションを欠かさないことを意識しましょう。マーケットでたくさん英語を話すのが良いかもしれません。

デメリット(3)雰囲気がのんびりしすぎている

バイロンベイはヒッピーの影響もあってか非常にのんびりとした街です。雰囲気に流され、日々の勉強を怠り、ビーチでだらりと毎日を過ごしては留学で得られるものも得られません。

 

また、のんびりとした雰囲気に慣れすぎて、日本に帰国した後にも勉強に手がつかなくなる恐れがあります。

バイロンベイ留学はこんな方におすすめ


バイロンベイの特徴は、並外れて綺麗な海に囲まれていることと、ヒッピーの影響もあってオーガニックスタイルの生活が送られていることです。 総じて、この土地での留学は以下のような方におすすめできます。

  • 綺麗な海と共に留学生活をしたい
  • ヒッピースタイルに憧れがある
  • おしゃれなカフェやのどかなマーケットで英語を学びたい

 

バイロンベイでの生活を調査する時、「スローライフ」という言葉を良く見受けます。 これは、ファストフードの反対語とされるスローフードから派生した、生活に関する考え方で、大量生産・高速型の生活に対してゆっくりした暮らしを過ごすライフスタイルのことを言います。

 

ヒッピーの文化に影響を受けたバイロンベイにおいては、日本での忙しない暮らしから遠ざかり、マイペースで心地よい生活を送ることができるでしょう。

バイロンベイ留学での滞在方法


バイロンベイの生活様式はヒッピーに影響を受けています。すなわち、共同体生活をある程度前提にしているということです。そんな街での滞在方法は、もちろん一人暮らしよりも複数人での生活がおすすめです。

ホームステイ

バイロンベイ・ライフスタイルの代名詞でもあるスローライフを味わうなら、現地の人々の生活を味わうのが最も効率が良いです。

 

最初の内はホストファミリーの基準に戸惑うかもしれません。もしかしたら、日本と違ってあまりにものんびりとしているかもしれませんが、それこそバイロンベイのライフスタイルというものです。オーガニックフードを使った料理も楽しめます。

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シェアハウス

バイロンベイに数ある海を楽しむのであれば、一人よりも仲間が欲しいところです。シェアハウスは「海友」を作るのにぴったりです。都市部ではなくバイロンベイに滞在するほどですから、ハウスメイトもオーガニック志向の可能性は高いです。

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須栗和花

「海外で生活してみたい」「旅行学を学んでみたい」と強く思い、高校卒業後から海外進学をしました。留学先のメルボルンでは、10週間語学学校で英語を勉強し、その後メルボルン市内のTAFEでBachelor of Tourism and Hospitality Managementを取得しました。課題提出に追われながらの海外生活でしたが、友人と協力し合い無事卒業しました。海外進学、またメルボルンでの生活については熱く語れるかと思います!また、メルボルンのかわいいカフェなどもおすすめできますので、ご興味のある方は、ぜひお話ししましょう!

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