まず両保険についての大きな違いを説明します。
学生保険(overseas student health cover,以下OSHC)は、学生ビザ所持者が義務づけられている必須の保険です。
対して、海外旅行傷害保険は、加入が任意の保険です。
保険の掛け金、カバー率についても両保険で異なります。
海外は、医療事情や賠償責任などの考え方が日本と大きく異なるため、場合よっては多額の費用を請求されることもあります。
また、海外では、日本にいるときよりも経済的な証明が不透明なため、十分な医療が受けられないケースも予想されます。
以上のことから、学生ビザであればどちらの保険も掛けて入国、その他のビザ保持者でも海外旅行保険をかけて入国することが一般的です。
○学生保険
滞在中の病気やケガによる医療費が対象で、公立・私立病院ともに補償対象ですが、いずれも保険給付金を上回る請求がなされた場合の差額は自己負担となります。また、渡航中の事故や災害、損害賠償、携行品、歯科治療、緊急帰国時の諸費用などは補償されません。
滞在先で何かを壊してしまった時や盗難にあった時などの補償は学生保険には含まれておらず、あくまでも病気やケガなどの健康問題の時のみに有効です。
○海外旅行保険(留学保険)
掛け合わせにもよりますが、渡航中の事故や災害、損害賠償、携行品、歯科治療、緊急帰国時の諸費用などをカバーするプランに加入すると、現地でキャッシュレスで治療を受けること、または日本に帰国後保険金を受け取ることが可能です。
携行品には、パソコンやデジタルカメラも含まれますので、現地で事故による損傷などを保険金でカバーされます。
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